・・・・・・ここに登っておかないと、3日で再発しますよ、四国熱。
登山タイム(ルート/標準CT):
登り1時間35分(丸石ルート/2h15m)--稜線1時間25分(次郎笈経由/2h20m)--降り1時間(西島ルート/1h45m)
標高差:約1,250m 距離:約12km 出発地:丸石パークランド 条件:一人、3連休初日、日帰り、晴天
↓↓信州では紅葉も全て散って茶色い山ばかりのこの時期に、この魅惑の笹原・・・・・・!↓↓
この山は珍しく県境が走っておらず、山体は全て徳島県。
登山口へは、美馬から国道438を南下してアプローチします。前泊の脇町を、6時出発。
この438、快走路がいきなり予告も無しに、しかもカーブの途中で狭窄道になる「やや県道レベル」で、非常に罠チック。すれ違い困難区間が結構長く、ミラーの無いカーブが多く…… ラフォーレや剣山スキー場(リフト無/休日のみ無料開放)の手前は、まさに安房峠(国158)並。
早朝通過だったので問題無かったですが……これ、夏なんか大渋滞するんじゃ・・・(ん?四国全土の人口は約400万人チョイ・・・? なら大丈夫か/笑) しかしこれが一番簡易なアクセスルートです。途中に、一宇の「巨樹王国」アリ。
朝7時半、「丸石パークランド」に到着↑
H約1,015m、P無料、40台くらい。
この登山口は「二重かずら橋」の入口Pです。
かずら橋は以前、西祖谷のを渡ったことがあるので別にもういいのですが、丸石の登山道はその「かずら橋」を渡らないとならないので渡橋料¥550がかかります。
と言われたので、この丸石から登ることに。
本当は名頃から三嶺(みうね)に登って・・・と思ったのですが、日帰りだとこの時期はちょっと厳しい
←入場料支払窓口のすぐ左横の階段↓を降りると・・・
眼下に男橋が↓ ちっさい滝~↓
清流ですなあ・・・
ホント、蔓でよく造れるよこんな立派な橋をさ・・・→
ここの橋桁も、かなり間隔広め↓
登山道の標識はありませんが、渡ったらすぐの「←女橋」の所で右へ。しばらく沢の右岸を歩きます↓
たまに崩壊気味だけど、まあ整備はされてる↓
「国体橋」↓ (渡ってから撮影)
ここで左岸へ移動し、尾根へ向かって山肌ジグザグ登り、開始。
う~・・・・・・暑い
暖冬予報は本当で、いつもなら10月下旬には氷点下の朝が始まる信州でも、まだ一度も氷点下にならないとう事態に。ましてこの四国では。。。暑い!
防寒着を全て取り払い、長袖のタートルネック1枚に。結局下山までそれで十分でした。
尾根の先っぽに着いたらしばらくは緩く尾根を歩き、急坂になるとまた尾根の右側へまわってジグザグ。
↓お、丸石山の北稜が見えてきた
ここまでに鹿を3頭見ました。
鹿害、こちらもひどいようですね。
そういや「鹿に食われてお花畑が全滅した・・・・・の二の舞を踏んではいけないと、啓蒙・駆除に力を入れている」という記事をどこかで読みました。
また尾根に着いたら、今度はまっすぐ登り・・・→
稜線へ合流↓
ふと振り返ると、こんな看板が↓(現在は¥550)
来年が更新年だそうです。まあ、寄付と思って・・・
ここから稜線を東へ、ゆるやかに移動すると・・・
「丸石パークランド」から1時間20分(2h15m)で「丸石避難小屋」(H1,570m)↓
中は普通の板間で、棚ナシ。
トイレは無いので、本当に緊急用ですね。
特に何もないので、そのまま東へ進みます→
しばらくするとどんどん傾斜がキツくなって・・・
←ようやく森林限界!(正面が丸石山)
右手を見ると、
おお・・・ 次郎笈↓だ
剣の山頂もチョッコシ↓ 右下の道路はスーパー林道↓
「丸石避難小屋」から15分(20m)で
「丸石山」(H1,683.8m)→
ここからの景色がまたイイ↓↓
一旦くだって、「丸石山」から10分(15m)で「スーパー林道分岐」(H1,585m)↓
※現在は通行止め箇所多数とか・・・
再び登り開始↓
振り返ると一面の笹原↓
この季節にこんなに綺麗だなんて・・・・・・夏はものすごいんだろうなあ
次郎笈に段々と近づいてきて・・・↓
左手には剣山が迫り・・・↓
もう、撮っても撮っても(笑)
次郎笈の頂を経由せずに剣へ行く、まき道(水平道、水場アリ)との分岐点→
ここを右手に登り、次郎笈の頂へ急登!
ところでこのまき道、途中に水場があるらしいのですがそうは見えず・・・・・・
道筋はとても強引でした↓↓ ザックリ
あの稜線↓へ出たら、
南へ移動して・・・↓
「スーパー林道分岐」から40分(50m)で、
写真には入っていませんが、剣の方からピストンしてくる多くの人で大賑わい なのに、ベンチも何も無い・・・・・・ でも景色は最高!
↑左下はスーパー林道・・・↑
例の御塔石↓※ 剣山↓
※劔の「ご神体」はこの御塔石であって、剣山じゃないです。道理で剣みたいな形はしてないなと思ったら・・・
←次郎笈で写真を撮ったら来た道へちょっと戻り、今度は東へ降ります。
途中にある分岐では、「二度見展望台」とリフト「西島駅」へのまき道(=遊歩道コース)へ行かれます↓
このまき道も、すごい水平道・・・↓
「二度見展望台」は帰りに通るとして、
まずは剣アタック↓
注意看板
「笹の中には入らないようご協力下さい」↓
昔は「剣山に生えるササ」を総じて「シコクザサ」と呼んでいたそうですが、看板はちゃんと「ミヤマクマザサ」になっていますね
地元民によれば、あの剣山山頂直下にある、門松のように道を挟んで左右に立っている岩の処が、「次郎笈の撮影推奨ポイント」→
←やがて木道が現れて・・・・・
「次郎笈」から35分(55m)で、「剣山山頂」(H1,954.7m)↓
三角点が埋もれてる・・・・・↓
山頂はかなりなだらかで広く、しかもササ保護の木道が一面に・・・!↓↓
あの鉄塔手前の茶色い建物↓はエコトイレ。
とても綺麗な近代的建物で、中には酸素ボンベやAED設置。広くて清潔、避難小屋にもなれそう・・・・・・
その先に東テラス↓
テラスにはベンチがあって、リゾート地のよう。人は多いけど、これだけ広かったら文句ナシ!
山頂はこんな感じ↓
(山頂と各テラス、こんなに高低差無いです)
←北側に出るとこんな石祠があり、その反対側が「劔山本宮宝蔵石神社」!(H1,930m)↓↓
…・・・は、閉まってました
隣の頂上ヒュッテは営業してるのに・・・
※各山小屋の情報はこちら
ここの展望図には淡路島や小豆島、紀伊山地まで見えるようなことが描いてあるけど、そんなド快晴ってこの暖地にあるのかな
ヒュッテ↓ 東テラス↓
気を取り直して、次は本命、「大劔神社」へ。
まずヒュッテから再び山頂方面へ戻り、山頂直前で右手(西)へおりて木道から離れ、「遊歩道コース」で下山します↓
ヒュッテ側から真っ直ぐ大剱神社に降りることも出来るのですが、せっかくなので「二度見展望台」経由で。「行場」は崩壊で通行止めだと言うし、真っ直ぐ行くと時間余り過ぎなんですよね
森林の中をジグザグと、途中崩壊気味の斜面を横目にしながらくだると「二度見(ふたみ)展望台」↓
←次郎よ・・・!!
ここから水平道を北に進むと、もう目的の大岩が見えていて……↓
↓この画像、『谷々』の発行前に欲しかった
更に進むと、谷部分に設置されたパイプから水が豊富に出てます。その先で右手に登ると、「病気を治す若返りの水」という「御神水」(おしきみず)↓
「50年以上昔からここにあるわよ」
御朱印もOK 来て良かった・・・・・・
下山です。
往復¥1,800は、信州の高原リフトに比べるとかなり高額。。。そして「大剣道コース」の入口にあるこの鳥居はちょっと、戴けません↓
時間もあるので、リフトは使わずそこから北へ↓
この部分は普通の登山道。
途中、西島神社へ行く大回り道への分岐がありますが、スルー。リフトの下をくぐり、こんな建物も石碑も小社もスルーして・・・↓
「西島駅」から25分(35m)で、「剱神社」(H1,415m)の境内に到着↓
参道の石段を降りると「見ノ越」(H1,400m)です。
P無料。離れた所に、第二P(国439沿い。第一Pへの登り遊歩道あり)と第三P(国438沿い)アリ。
←「見ノ越」の写真を撮るのを忘れたので、案内図を・・・
そのバスはもう来ていますが、運転手はおらず、ドアは閉まってる……
出発時間まであと40分もあるのですが、バス停はトイレ真ん前でベンチなど一切ナシ。というか、「見ノ越」には屋外で休憩できるようなスペースまるで無し。店は何軒もあるのですが・・・・・・ウロウロしてたら、リフト乗場近くに1個だけベンチ発見。
屋根アリのPスペースが結構多い→
その奥がレストセンターとリフト乗り場・・・↓
結構 くたびれた 昭和な雰囲気。
仕方ないのでそこで休憩し、やっと気温がさがってきたので熱々のカップヌードルを消費。せっかく大きい水筒でお湯を大量に持ってあがったのに、暑くて山中では出番が無かったので・・・・・・
15時、ガスがどんどん降りてきて、白い世界になってきました。寒っ。
バスの運転手は近くの店で長い休憩をしていたようで、出発5分前にようやくお目見え。待合所も何もないし寒いんだから、信州みたいに早めに中に入れてくれればいいのにね・・・・・・
15:10出発。丸石Pのある「二重かずら橋」までは¥930。
途中、窓越しに西島駅や山頂が見えます。いい笹原だったなあ・・・・・・
剣山↓ 次郎~↓
↑国438から撮った写真。
車でまた同じ国489と438を戻り、貞光の「剣山木綿麻温泉」で一息→
最近リニューアルしたようで綺麗、露天は二人しか入れないサイズだけど、良い湯でした。
温泉後は「美馬~脇町」間を高速に乗り、快走路の国193で一路高松へ。私用で高松に泊まるのは初めてなので、この日も呑もうとわざわざ市街地のホテルを取ったのに、到着は20時。せっかくイイ酒置いてる居酒屋を見つけてあったのに、行く気力はとても残っていませんでした
次回こそ・・・!(←全然冷めてない)