Wの記録

Wこと天羽の趣味の記録。主に山と遺跡史跡。信州飲食店情報へはリンクの食べログIDから、サークルサイトはツイッター@Wistoria_Tからアクセスください。     (2019年9月Yahooブログより移転。それ以前の記事は画像がズレて読みにくいですが、とても調整しきれないので。。。)

能楽(神社関連演目)

能・『高砂』(たかさご)―――豊田市能楽堂

結婚披露宴で謡われることで有名なこの曲。 奉祝の番組なので通常は新春に演じられるのですが、最近どの流派も新春能は「翁」ばかり。この「高砂」は中々観る機会に恵まれません。他の神社演目(『大社』とか『松尾』)に比べれば、まだマシですけど…… 能楽堂…

能・『龍田』(たつた)――大阪能楽会館

奈良県生駒郡三郷町にございます、龍田大社に因むお話です~@ この神社も色々と複雑です。 社伝では、祟神天皇代(3世紀ですかね…)に神託があったので、ここに「天御柱命&国御柱命」 の二柱を祀ったとなっていて、延喜式(10世紀成立)には「名神大社」とし…

神楽・早池峰神楽(岩手県花巻市:旧大迫町)

岩手県には数多の神楽が伝承されていますが、一番有名なのは早池峰神楽でしょう。 山伏神楽の一種で、メインは男舞と呼ばれる「岳(たけ)神楽」。 岩手第二の高さを誇る修験道の山・早池峰山。そこに祀られる早池峰神社に奉納される神楽で、旧大迫町に伝承…

★リンク・能楽堂

主に公演予定のチェック用。 ネット上やメールでチケット予約ができる場合は☆がついています。 神社とか寺に付属の能舞台が五万とあるとは思いますが(いや、五万も無いだろ…)……とりあえず除外;; 今後、記事修正でどんどん増やしていきます。 これも載せて…

能・『竹生島』(ちくぶしま)

滋賀県は琵琶湖北部にございます、「都久生須麻神社」(つくぶすまじんじゃ)にまつわるお能です~@ ――と言っても。 この神社は弁財天(=市杵島比売命)を祀る神社として名高いのですが、元々のご祭神は 湖北・金糞岳(1317m)の神、浅井姫命。 竹生島はこの女…

能・『三輪』(みわ)

私の本願!!(それ、仏教用語だから!) 奈良県は桜井市にございます、神奈備・三輪山の麓に坐します 大神神社 (おおみわじんじゃ)のご祭神に因むお話です~♪ この神社、発祥からして並ではございません。 時は神代、天孫降臨よりずっと前のこと。当時は日…

能・『釆女』(うねめ)

奈良の春日明神参詣に来た僧が猿沢池にかかると、とある里女が供養を願いに顕われる。 その女は昔、帝に寵愛を受けた釆女の亡霊だった……―――。 前半で春日神社と藤原氏の縁起を説き、後半では伝承と仏教賛歌。 でも主題は天皇に仕えた様々な豪族の娘・釆女、…

能楽・『翁』(おきな)・新春見比べ大会☆

年末から頑張った甲斐あって、今年は3流派オール正面席がとれました! (チケット発売時期に原稿やってなかったからね::) ここで軽くご説明を… 前回説明した通り、「能にあって能にあらず」の『翁』。 祝言祝舞として、舞台初めや記念公演の初めに演じら…

能・『猩々乱』(しょうじょうみだれ)――鎌倉能楽堂

場所はお初の鎌倉能舞台! →http://www.nohbutai.com/ 鎌倉在住の観世流の方が運営する舞台で、長谷駅にあります。 『猩々』は今まで日程が合わず、観ていなかった演目。 今回の説明で初めて知ったのですが、『猩々』は舞台終いに用いる事がほとんどだそうで…

能・『葛城』(かづらき)

奈良県御所市(葛城市の隣り)にある、修験道の葛城山(959m)。 その山に住まう葛城明神に因む演目です☆ なのでどこの神社の話、というわけではないです。 葛城にある主要神社と言えば、金剛山(1159m)山頂の「葛木神社」、山腹の「天高彦神社」、 麓の「葛城一…

能・『松尾』(まつのお)

松尾大社(京都)に因む演目です。 「当今に仕える臣下が松尾明神に参詣すると、老人と若い男が現れる。 二人は明神の謂れと神徳をたたえ、臣下に礼を述べ、夜神楽を待てと言って 消え失せる。 臣下が待つ所に明神が現れ、颯爽と舞を舞って、秋の夜を惜しんで…

能・『絵馬』(えま)

伊勢神宮のお話です~。 主筋は「節分の日に絵馬をかける行事がある」と聞いて伊勢に勅旨が遣わされる。 そこへ神が老夫婦の姿となって、絵馬をかける謂れを説く。ここまでが前半。 後半は、天照を筆頭に神々が現れて、天岩戸を舞で再現する…―――― ってなとこ…

能楽・『翁』(おきな)―――国立能楽堂

「能にして能にあらず」の『翁』です。 「陰陽師」で一部オタク系でも有名になったアレですが、つまりは春の奉祝の舞。 通常、どこの流派も大体は舞台初めに行う演目なので、上演は1~2月です。 毎年チケットが取れなくて、まだ一度も観たことが無いのです…

能・『融』(とおる)――矢来能楽堂

珍しく、神社に関係のない中世題材の演目です。 何故これを観に行ったかと言うと、ここのところ「お!」という神社演目がないのと、 この『融』のような男舞いを観たことがないのと、この『融』に使われている「中将面」の 演目も観た覚えがないのと、矢来能…

能・『蟻通』

神社が好きです(が、お寺には興味ないです)。 お能もお神楽も大好きです(が、歌舞伎はさっぱりわかりません)。 そんな感じで、今日も行ってきました、能鑑賞@ 国立能楽堂(東京・千駄ヶ谷)のお能は平日上演ばかりで行かれないので、 専ら宝生(東京・水道…