この方の絵柄が大好きで。
更にこの
「超絶腕が立つけど貧乏主家(公家)を支える為に茶屋で働くトホホな主人公(武士)」
がすっごく好み💕
「正直 京の公家衆が、このように能あるご家来を抱えておいでとは」とお奉行様に言わしめるほどの侍なのに・・・・! ただただ、主家の宝物(刀)を守る守役としての生を全うするだけの立場に何のためらいも無いところがグっとくる。大好きなTV時代劇『腕におぼえあり』※が沸々来る~っ(>_<) ※CAST:村上弘明
話は大体一話完結で、「人情モノ」と「事件モノ」の中間。そこに絡んでくる「主人公の腕の良さとマジメさと、モテるのに誰とも成立しない(というか貧乏主家のせいで毎回空振り?な)サマ」が絶妙にスパイシー。いかにもお嬢さんな多聞綾音や倉橋愛子にはイラっときたけど守役の父や侍女がイイ味出してたし、「秘聞香」の守役・水上もんとはくっついてほしかった!
そして千草殿や有道僧正(「菓銘重宝」)、中井家頭梁(「からくり御用札」)など、「安定のイケおじ」「脇オヤジ」もちゃんと配置されていて抜かりない。お奉行様は当然のことながら、千切屋の隠居(「江戸の土産話」)もかっこいいいぃ~💦
話としては「黄泉送りの鐔」が一番好き。「虫籠と虫めづる姫君」では作中の虫籠が欲しくなったほど。主人公の魅せどころは「春の通し矢」が最推し。もちろんスピンオフ(主人公・斎之介)も買ったわな。
時代劇は時代考証がうるさいからか小説原作が多いけど、コミカライズの『江戸の検屍官』よりよっぽどこっちの方が面白いと思う。話によっては脚本協力がついているけど、この作者の作品だからこその面白さ。変なライトノベル崩れより、これを実写化してほしいなあ。。。。
そもそも「江戸モノ」は多いけど、「江戸時代の京モノ」って少ないですよね。
薬、菓子、料理屋、根付など、生活に根差した題材について公家や商家や町民を織り交ぜて展開していく京話――貴重です。昨今のわざとらしい(わざとだし)舞妓言葉ではなく、普通の京弁(上流)がまたイイ感じ。京イケズゼロ(←ある意味問題)&豪直球で「やや拝金主義」な「お
ゼヒこのまま「ラブ無し!」で突っ切って欲しい!
―――と思ったら7巻で雑誌廃刊?! Σ(゚Д゚) ちょ