標高は低いですが、その立地&山容と素晴らしさと、古代海運における重要さ、また薩摩国一之宮の
ご神体のような立ち位置が効いて、100名山に数えられています。別名:薩摩富士。
登山タイム(/標準CT):登り1時間50分(/3h10m)---降り1時間10分(/1h40m)
標高差:約800m 距離:往復11km 出発地:尾白P 条件:一人、日帰り、曇天
(鹿児島発の特急は指宿・山川停まり)
当初は飛行機&JRで予定を立てていた南九州参拝旅行ですが、特にこの部分(薩摩半島)が大変酷く、レンタカーにしました。
当日は鹿児島を早朝出発し、池田湖経由↓ 既に標的が見えてきた↓
まずは旅行の目的地、枚開神社をご参拝。
←事務所では登山証明(画像入り)や登山バッジや絵ハガキ、お菓子など食糧少々を販売。
ここで登山届を出します。
しかし朝から小雨が続き、参拝中はやんでいたのですが、この公園に着くなりどしゃ降りに。
「今日は1日中、雨予報です」
公園の管理事務所のスタッフにそう教えてもらうも、ふと西の方を見ると晴れ間が。
次第に小降りになってやみました。東や北南はどんより雨ですが、西の空はずっと遠くまで晴れ。
よし、行ける!!
事務所からまっすぐ公園内を登ります→
←やがて「登山道」の看板が頻繁に↓
有名山ですものねえ。
でも2月でこの天気、大丈夫、今日は人は少ないはず!
※右はゆるキャラ「かもんちゃん」。
……Come on?
←2合目の「登山道入口」。H約140m。
↓この絵はワードでお描きに…?
周りにはソバ屋や「登山証明販売中!」などの宣伝看板が林立し、「登山の心得」が霞んでいます。
←こうでもしないと、注目を集められなかったのでしょうか…
しかも「チリは持ち帰りましょう」???
ゴミでなく?
ど…どうやって…?
最初は「雨天時は川」な窪道をテクテクと→
すると上から、手ぶらでジャージの若い子(というか子供)が男女5~6人、びしょぬれになって駆け下りてきました。おいおい……朝は降ってなかったからって、気軽なキモチで登ったな…?
↓5合目の見晴らし台。(救助第4ポイント)
お、長崎鼻が見えます↓
この先は岩混じりの道に↓
段々狭くなってきた↓
海風が強いせいで関東並みに寒いのに、関東と違って針葉樹が全く無い。
この標高まであがっても、常緑樹ギッシリ、ミッシリ。この美しさ、足摺岬を思い出します。
7合目を過ぎると「救助第三ポイント」↓
↓晴れていたらこんなのが見えたはず…
ああ・・・…こんな天気で惜しい…っ
仙人洞→
山伏の修行に使われたという、溶岩窟。
そんなに深く無いけれど、あまり人に会わないし猟犬みたいなノーリードの犬が鈴を鳴らしながらウロウロしているし(飼い主らしき人の姿は無い…捨て犬??)、ドキドキしちゃいますね・・・
9合目↓
横にくっついている気温計を見ると、0度。
南国といえどもさすが2月。もちろん「北アの初秋スタイル」で登り、念のため雪山アイテムも携帯しています。
しばらく行くと、見晴らしのよい場所に出て枕崎方面が見えるように。
この登山道は山をクルっと一回りする巻き上がり道なので、景色も360度見られていいですね。
曇りで↓コレですから、快晴だったら本っとに凄いんだろうなあ…
ハシゴを登ると…→
絶景!
北には池田湖も見えてきました。
←最後の最後に、雪うっすら。
枚聞神社の末社、御嶽(みたけ)神社→
を参拝して……
↓開聞岳山頂(H924m)――!
む、またしても殿下の記念碑が↓
トロコニーデ……死語です。
↓山頂の周辺は見事な常緑樹林。
さっきよりもハッキリ見えるけれど、写真だとよくわからない池田湖↓↓
道中では往路に5人、復路に3人擦れ違いましたが、山頂ではずっと一人。
この後は「時間があったら行く」ばかりだったので、急ぐこともナシ。
のんびりとカップラーメンを作っていたら、雪が舞い始めました。
ちょうど正午。さすが2月だなーと思いながらも、信州に比べたらなんと暖かい雪だろう……
と鼻で笑ってみる。
極寒期に誰でも登れる100名山、貴重ですね。
打ち続く修羅場に運動不足&体調不良だったので、下山は休みながらゆっくりと。
まだ登ってくる人が居ます。100名山中、山としての「ナメられ度」も高そうです。
事務所で「登ってきました」報告をしたら、突然また雨がシトシト降り始めました。
登山中は全く降られず、参拝のご利益テキメン
翌日は早朝に隼人エリアへ移動するため時間が無く、かの砂蒸し風呂は体験できませんでした。
2泊すれば良かったな…… ↓南東の長崎鼻から見た山容