Wの記録

Wこと天羽の趣味の記録。主に山と遺跡史跡。信州飲食店情報へはリンクの食べログIDから、サークルサイトはツイッター@Wistoria_Tからアクセスください。     (2019年9月Yahooブログより移転。それ以前の記事は画像がズレて読みにくいですが、とても調整しきれないので。。。)

アンチ・パワースポット

今日はちょっと口汚く。
 
世のパワースポット流行。
目障りです。
マスメディアに乗せられて、神社までハヤリ感覚で荒らしおって……
 
神社の為になっているならまあ、良いでしょう。
情報に踊らされるその主体性の無さを何とかしない限り、お前の人生変わらないぞ?と
お節介に思うだけで。
 
「旅行先で何を楽しめばいいのかわからない」
という人の、格好の的になっている気もします。古語で言えば、ミーハー。
 
明治神宮のその待ちうけ画面は、知人(特に経営者と女性)がこぞってやってます。
バカバカしい… というか、あなたの場合はもっと他にやることあるよね? みたいな。
 
まあ、何言っても無駄だと思うからここまでにして、記事引用しておきます。
が、せめてこれだけは知っておいてほしい。
 
   神社は、公共の場所ではありません。
 
そこの主さまにご挨拶もせずに写真を取りまくるバカ共には、罰が当たればいいのに…
 
(以下引用:2010年8月20日15時38分  読売新聞) ※太字はW。
 全国パワースポット、若者激増で珍景・珍現象   
      全国各地に散在する「パワースポット」と呼ばれる神社や山岳など自然の景勝地が、
     大勢の若者を引きつけている。
 
      「力をいただく」「気があふれている」「良縁に恵まれた」などが人気の理由で、従来の
     信仰や観光とは少々、違う。これまであまり訪れることがなかった若い年代の人たちの
     来訪に受け入れ側からは戸惑いの声も聞かれる。
 
 ◆満足
     「ご神体の力を素肌で感じたいんです」と往復約2時間の山道をはだしで歩いている女性がいた。
   奈良県桜井市の大神(おおみわ)神社のご神体の三輪山(標高467メートル)では、20~30歳代の
   若者が激増している。数年前には考えられなかった光景だ。
    今年の大型連休中、三輪山には1日当たり例年の6倍以上の約1000人が入山。山道を歩き通し
   た兵庫県西宮市、近畿大5年佐藤理栄さん(24)は「心身の疲れが取れた。お山に力をもらった気分」
   と満足そうだった。同神社の山田浩之権禰宜(ごんねぎ)(45)は「若者が心の問題に向き合う場として、
   神社を認知し始めた」と喜ぶ。
 
 ◆行列
    パワースポット人気は、スピリチュアル(霊的)ブームの延長とされる。霊能者や芸能人が訪れる神
   社や自然がテレビや雑誌で紹介され、昨年秋頃から一気に火がついた。
    必ずしも参拝が目的ではない。
    東京の明治神宮では、戦国武将・加藤清正ゆかりの井戸「清正井(きよまさのいど)」を携帯電話の
   待ち受け画面にすると幸運が訪れるとして、大勢の人が集まる。今年の正月には、5時間待ちの行列
   ができた。神社は現在、1時間ごとに区切った整理券を配り、対応している。
    ヤマタノオロチ退治で知られる須佐之(すさの)男命(おのみこと)を祭る島根県出雲市須佐神社
   境内では、推定樹齢1300年のご神木「大杉」が参拝者の“スピリチュアル”をかき立てるといい、若い
   女性たちが木の幹に向けて、手をかざす姿がみられる。
    神職は「数年前まで年間1、2万人だった参拝客が、今では10万人はいるのでは」と話す一方、
   「携帯のカメラで大杉を撮影するのに夢中で、鳥居や本殿は素通り。神社はお参りするところ
   なのに」と困惑する。
 
 ◆不安?
    何が人々をパワースポットに引きつけるのか。
    鎌田東二・京都大こころの未来研究センター教授(宗教哲学)は「政治、経済、社会、家族、いずれも
   が衰退する不安な世の中で、パワーという物量的、即物的な響きが魅力なのだろう」とみる。また、
   小松和彦国際日本文化研究センター教授(民俗学)は「歴史の地には正の面と、怨念(おんねん)の受
   け皿となった負の面がある。単純にありがたがるばかりでは、逆効果にもなりかねない。両面を理解し
   て出かけた方がいい」と語った。
 
 ◇パワースポット= 風水学、気功学、スピリチュアリズムなどの立場から、                  
  特別な力が得られるとみなされている場所。宗教的な場が精神面に好影響を及ぼしたり、豊かな自然が
  健康をもたらしたりするなどの効果があるとされるが、必ずしも科学的根拠はない。
  (藤岡博之、岸下紅子)