さて、新車が決まったのは良いですが、旧車をどうしようかというのがまた悩み。
人生初のマイカー、カローラレビンAE101(GT-APEX40) ↓
「ワンオーナー」「どノーマル」の2年落ち中古を60万円でカローラ正規中古店から購入し、当初は同僚たち(熱海~箱根勤務でした)垂涎の良品だったのですが。。。。それも早や、20年経過。エンジン以外は色々ボロボロで、とうとうクラッチ踏まなくてもギアチェンジできるように進化してしまい、最低でも50万円以上かけて直さないと中古車として売るのは無理なレベルまできてしまいました。
人気のAE86(いわゆる例の「ハチロク」。レビン最後のFR)は状態がイイと250万円くらい、悪くても100万クラスなのですが、FFで丸っこいこのAE101(トイチ)にそんな市場価値はありません。ググってみると「状態よくても30万円くらい」なので・・・下取り価格は5万がいいとこ、状態悪ければ「金属クズ値段」です。
< 下取り >
当然、メーカー違いのホンダディーラーでの下取見積りは・・・なんと¥12,000
「かなりノせました(=サービス価格です)」
ですよねー。
タイミングベルトやクラッチ以前に、外装ハゲハゲなのが致命的。内装も相当キてる。下取ってもパーツをネットで切売りするか、鉄クズや金などのメタルとして売るかしかない。。。。
新車乗換えの時は、この「下取り価格」を含めて「割引してもらった!」と吹聴する輩が多いのですが、本来コレとソレとは別のハナシ。お金になるならそりゃ嬉しいですが、私だって現金貯金さえあれば「2台保有して潰れるまで乗りたかった!」ってくらいイイ車。それをただの鉄屑にされるくらいなら・・・・少しでも使ってくれる人に無料であげたい!!
ちょうど行きつけの整備工場の若い子(と言っても妻子持ちの30代)が自分のAE86のリストア用に101のエンジンを欲しがっています。確かに101のエンジン性能は、86より断然・上! 天佑かな・・・
「廃車手続きをする」
「使わない部分はきちんとスクラップする」(野原に放置しない)
「ETCを外す」
「MDをうちの新車に載せ替える」
「スクラップ後、製造プレートをこちらに渡す」
の5条件で、無料で譲りました。
ボディを変えて、末永く信州を走ってほしいものです・・・・
< 廃車手続きの書類 >
廃車手続きはそんなに煩雑ではないのですが、Wは何度も居住地を移転しているため、ちょっと厄介でした。
「車検証の記載の所有者が本人であれば、車検証記載の住所の住民票と
印鑑証明書で廃車できます。」
え・・・住民票??? 沼津ナンバーであり続けるために、車検証住所は静岡県のままなんですけど。。。
「では、その車検証住所から今の住所へ移転した証明書を用意してください。
戸籍の全部事項証明でいいと思います」
静岡県から今の安曇野市まで、越県引っ越し11回。それを全部…??
「もし移転記録が繋がっておらず欠落があった場合、その欠落部分の自治体に
お願いして転出や転入証明書を発行してもらわないといけません。発行から
3ヶ月以内の書類のみ有効です。」
お願いって・・・多分「電話じゃダメ=郵便」だよね・・・
うわあ、なんて厄介な
でも幸い永住を決めた時に戸籍をこちらに移してあるので、大丈夫なはず。というか、こういう時のために移したんだよ本籍!! さっそく松本市役所へ、GO
「こちらで出せる内容事項証明は、長野県に戸籍を移転した後の分のみです。
それ以前については、以前の戸籍のあった自治体へ発行申請してください」
・・・戸籍移した意味、まるで無いな!!
「元々が紙の記録ですのでねー」
平成も終わろうというのに・・・
と言うか、一体何のためのマイナンバーなの??
仕方ないので小為替買って、旧大宮市の区役所へ手紙で申請。何とか全ての引越し記録が載っていたので、各自治体へお手紙する羽目は免れました・・・
これ考えたら、いちいち住民票移さない方がお得ですねえ(←違法です)
< 旧車引渡し >
何人かに「新車、楽しみでだね!」「今は一番ワクワクな時でしょう!」と言われたのですが・・・レビンとのお別れが哀しすぎて、手放すことを思う度にジワジワ涙が溢れていました。
20~30代、まだ若くて、自由にできるお金も沢山あって、大好きな地方勤務(9割山岳地帯)、休日には気の合う仲間と色んな処へ遠出して・・・とても良い時代をずっと乗り続けたイイ車。その間に転職は5回、結婚も離婚も1回ずつして(笑)、本州全県+四国全県を神社巡りで走り回り、例の越県引越し11回もこの車で乗り切りました。思い出ありありです。大体、乗り換えたいわけではないし。。。
でもお金があったら、ムダに色々なものを保有し続けて、何が大切なのかわからなくなるような生活に陥ってしまいそう。まさに私の母親がソレで。。。
モノに溢れてると豊かだと勘違いするけれど、実際は心が年々やせ細っていく・・・シアワセなはずなのに、どうにも満たされない・・・。物欲が激しい人間ほど、陥りやすい飽和時代の落とし穴です。私も(妙な方向の)物欲は強い方なので、だからある程度貧乏なのは、ある意味イイことだと、思ってます。
それでも廃車1週間前。居ても立っても居られずお別れドライブへ出発。
レビンの良さを味わうために、山岳アップダウン満載の「飛騨行きR158」を選択。いつも通り「安曇~平湯」区間も〇〇kmで軽快に飛ばせ、「こんなに走れるのに勿体ない・・!!」「やっぱりフィッ○なんかクソだ~っ!!」と再確認。(おい・・・
後日同じ道を○ットで走ったら、立ち上がりは本とクソだし制御されすぎててタイミングはずれるしセカンドでもエンブレ効かず何度もブレーキ踏まされるし。とある坂では同じサードで登りきれずにギアダウン。馬力が無いからこれは仕方ないにしても、車高が20cm以上高くなったせいかヘボカーブで毎回振られるのはもう、本当にゲンナリでした・・・
それでもどうにもオワカレなのです、レビン。
七夕の夜、会社帰りに寄って引き渡し、家に帰って涙酒。
車って本当に、人生デますねえ・・・
私もこれでやっと、若かった自分にサヨウナラ。 ↓ ラストレコード
あとは 死ぬまで楽しく生きるぞ!★