Wの記録

Wこと天羽の趣味の記録。主に山と遺跡史跡。信州飲食店情報へはリンクの食べログIDから、サークルサイトはツイッター@Wistoria_Tからアクセスください。     (2019年9月Yahooブログより移転。それ以前の記事は画像がズレて読みにくいですが、とても調整しきれないので。。。)

敢えて真冬に行く!最初で最後の北海道

この極寒期、ただでさえ寒々としたこの信州から、行ってきました初・北海道。
 
車旅行好きが故に、47都道府県のうち、陸続きでない沖縄と北海道には行ったことのないW。魚介的にも酒的にも神社的にも本州その他で間に合っているので、元々どちらにも憧れはなく。沖縄に行く時間と金があったら、先に佐渡壱岐対馬・伊豆諸島に行きたいし……
 
それでも「一度は上陸くらいしてみたいな~」と思っていたのが、北海道です。
日本海連合」を基礎にした出雲主義の弥生ファン(正体不明)にとって、アイヌ文化は外せませんから!!
 
そこへ、観光客が少なく安い冬。
まつもと空港から千歳へ直行便飛ばしている(飛行機搭乗が好きではない私に「あのカラフルなのに乗ってみたい!」と思わせる凄いヤツ)が、片道一万円のキャンペーンを始めました。
まして「雪祭り」直前の札幌! 「雪あかり」直前の小樽っ! 猛吹雪の旭川に凍てつくオホーツク!! 素敵なホテルも現地ツアーも激安なんです♪
 
「30代で北海道上陸してみせる…!」
リミットが近づいてきたので、S嬢を誘って行ってきました。
 
そう、目的は「初上陸」と「アイヌ」。
「南部杜氏の居城・岩手」出身&在住で生臭系が嫌いなS嬢も、「酒蔵数第二位県・信州」にIターンした青魚&貝派のワタクシも、日本酒は勿論のこと、ゲレンデにも温泉にも飢えていません。カニ・ウニ・イクラなど、当然どうでもいいんです。
 
 でも、せっかく北海道なんだし。
 もう二度と行かないだろうし。    (←この旅の二大呪文)
 
というわけで、色々敢行してみました、大寒波・北海道。
上陸ではなく着陸になってしまいましたが、15年振りの車ナシ旅行です。
 
まず私は新千歳空港へ13:40着。急ぎ札幌へ移動し(おお、Suicaが使える…!)、一之宮の北海道神宮参拝↓
イメージ 2まさか16:30に神門が閉められてしまうとは……16:10到着、ギリギリセーフ 
札幌の地上歩道は、どこも氷盤ですね~。カナダ並みに地下道が発達しています。書店アイヌ本を漁ってから、S嬢と合流してすすきので一杯。
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 安いチェーン店千歳鶴直営店小林酒蔵直営店、日本酒バー(おしゃれなのセルフなのと)等々たくさんあります。こう店が多いと、疲れる……
旧正月が始まる頃、中国人観光客がまた多いこと多いこと…(銀聯カードが使える店多数…)。通りでは突貫で雪祭りの準備中(一昨日溶けたらしい)。 ↑うにゃああ~っ  肴  魚~っっ
この日は札幌ラーメンで〆めて、リッチな感じの駅近アンティーク風ホテル(サイトも写真も酷いけど、実際はステキなホテルだった)で、就寝。
 
Suicaが使えるのはKitacaとの相互利用範囲内だけなので、「小樽~札幌~苫小牧」間など道内では僅かな区間のJRと、ショップだけ。地下鉄には使えない…。
 
イメージ 92日目は札幌発着の日帰りバスツアーに参加し、吹雪の旭山動物園流氷クルーズ(ガリンコ号@紋別)→
と言っても、やはり元々そんなに興味は無いので
(つーか、あまりの寒さに動かないよオオカミ!↓)、
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バスで呑む!SA!道の駅!!を目当てに参加。イメージ 7
ふふふ…信州から地酒を持参しているのですよ。
諏訪の蕎麦屋で買った鰹節サラミでチビチビと……
旨あ~い
地吹雪の山越え国道爆走バスドライブ(自動車専用道路は大雪で通行止め)を、最前列で楽しみました。
 
その日移動したルート地図→
バス会社さんが用意してくれた。とても親切。
 
翌日は雪祭り開始前日。人混みから逃げろとばかりに鈍行(乗継2回)で札幌を脱出し、南下。
念願のポロトコタンです  もう、ここへ行く為に行ったようなものです、北海道。
この日はエスプレッソオレにウィスキーを多めにたらしてサーモ水筒へ。く~っ、旨いっ!!
電車の旅は、酒が呑める点がなまら素晴らしい。
宿泊は「温泉のデパート」登別で、7つの源泉を満喫★ (←こんなサイトですが、温泉施設は完璧でした!)
 
イメージ 104日目は6時間の列車旅(乗継含む) with ウィスキー。
←登別駅から「スーパー北斗」で西へ移動し、長万部で1時間半待ち。(※S嬢は札幌まわりでこれを回避)
普段全く列車に乗らない私には、途中下車すら人生初です。結構楽しいですね~。
せっかくだから(←呪文)近場の神社へ散歩。毎日朝から呑んだくれてますから、少しは運動しませんと。
イメージ 13途中に長万部温泉街→ (いや、どう見ても寂れたラブホ…)と、町立の美術館(カッパの日本画と仏像)あり。駅の観光協会で、MAP貰えます。
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←駅の売店かにめし弁当(\1,100。高…)とカップ酒(金滴)を買って、12:10発の函館本線(1両ワンマン、1-2ボックス3列にベンチシート、トイレあり)へ乗り込み、小樽へGO! 
 
途中にニセコがあるので、スキー客多め。呑んでるのは私だけです。あー旨い。具知安で25分停車。
何かあったら途中下車しようかと思っていたものの、一度降りると次の列車は3時間後ニセコ駅前には日帰り温泉があるようですが……モノグサシステムが起動して、結局は3時間20分、呑みっぱの座りっぱ。
 
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小樽15:29着。
しかしヴェネツィアガラスルタオも行かず、運河も後回しにして、駅前~運河手前周辺を散策。
←住民は明後日から始まる「雪あかりの路」の準備に忙しそう。 KFC前↓カーネルさんもここに置けば…
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おおっ 都通り商店街に若き初代学長が…!?↓↓
この人、小樽に居たんだ……
(何しろ奈良時代以降はさっぱりで……)
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この通りの南にあるあまとうでお菓子を購入し、れんが横丁を覗いて、運河ターミナルで喫茶タイム。
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←私を骨抜きにした、「うだつ小僧」の伝☆説を紹介する物見櫓(@出抜小路)。 11~19時は櫓天辺まで登ることができ、小樽運河が見渡せます。シャチホコは鮭…?
 
夜はS嬢と合流し、小樽ワイナリー直営店で地ワイン三昧。やっぱり北のワインは薄いのう……。でも、料理は美味しかったです  宿泊は運河前のアンティークホテル
 
5日目は朝から運河沿いを4kmほど散歩し、鱗友市場(ちっさいけど4時から営業!)の味さき食堂で朝食。鮭の親子丼\1,050(トロ鮭にイクラどっさり…旨いけどクドい……)。途中に倉庫バー&カフェあり。
この散歩コースは倉庫と洋館好きには最適かもしれません。手宮洞窟、入ってみたかったなー。
 
イメージ 11こんな裏小樽ばかり堪能した後は、快速エアポート(指定\300で良いシート!)に乗って空港へ→
 
うわー新千歳空港、デか――。
羽田よりショップもお店も沢山あるような。飛行機に乗るのはそんなに好きではないのですが、空港は好きなんです。もっと空港での時間取れば良かったな…
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軽食喫茶で軽く呑んで、私は松本へ、S嬢は岩手へ戻ります。
 
←劇的にマズかった、地発泡酒
  あら、技術協力、うちの大学じゃん……
 
 
あー終わった終わった。
 
毎日毎日、飽きもせず降ってました、雪。
でも松本よりちょっと寒いくらい。雪山並の防寒装備で行ったら、室内や乗り物内で大汗かきました。
さすが「冬季室内温度(高い順)都道府県ランキング一位」の地。
このランキングは「暖房を使った場合の平均室温」らしいのですが(因みに信州は17℃で最下位…)、北海道のホテルはどこも「暖房切っても20~22℃」でした。
うち(標高580m)なんか、暖房フルに使っても19℃なのに。
職場(標高700m)の足元なんか、暖房入れても10℃なのに――。
 
結論。
暑かったです、北海道。