今年はどうしたことか、10月に入っても朝の気温が10℃を下回りません。
おかげで9月に入ったら即使い始める羽毛布団もヒーターも、今年は遅めの出動。
世間では「残暑厳しい」と表現されていましたが、松本市民は「今年は暖かいねえ…」と喜んでおりました。
世間では「残暑厳しい」と表現されていましたが、松本市民は「今年は暖かいねえ…」と喜んでおりました。
当然、いつもは9月半ばに終わる寒がりの私の登山タームも、今年は延びに延びて10月一杯活動しています。
と言っても真夏ほどは動かないので、簡単楽々なこの山へ。
と言っても真夏ほどは動かないので、簡単楽々なこの山へ。
★★★★★★★★★★★★北八つ・北横岳(2,480m、長野県茅野市)★★★★★★★★★★★★★★
登山タイム(標準コースタイム):登り3時間(山頂ルート/4h25m)---降り1時間30分(山麓ルート/2h40m)
標高差:約650m 距離:約12km 出発地:麦草峠P 条件:一人、日帰り、祝日、快晴!
登山タイム(標準コースタイム):登り3時間(山頂ルート/4h25m)---降り1時間30分(山麓ルート/2h40m)
標高差:約650m 距離:約12km 出発地:麦草峠P 条件:一人、日帰り、祝日、快晴!
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末広がりの八ヶ岳エリアはH2,000m帯まで道路が敷いてあって、標高や厳しい山容の割にはビギナーでも簡単にピークアタックできる人気地帯。記事にはしていませんが、私も毎年必ずどこかに登っています。
その中でも「北八つ」は、ロープウェイがあるわ国道がH2,120mまで通っているわで―――簡単過ぎて人が多そうで、全く予定には入れていませんでした。
末広がりの八ヶ岳エリアはH2,000m帯まで道路が敷いてあって、標高や厳しい山容の割にはビギナーでも簡単にピークアタックできる人気地帯。記事にはしていませんが、私も毎年必ずどこかに登っています。
その中でも「北八つ」は、ロープウェイがあるわ国道がH2,120mまで通っているわで―――簡単過ぎて人が多そうで、全く予定には入れていませんでした。
ところが今年、降りで謎の肉離れ発症。前から降りが弱いのはわかっていましたが、前の冬に一切運動をしなかったのが祟ったようです(当たり前)。使う筋肉を考えながら登る「アップダウン訓練」をして鍛えねばならなくなりました。そこでよくよく見るとこの北八つ、都合の良いルートがあったのです……
諏訪ICを降りて国道299「メルヘン街道」をひたすら東進すると、狭い山道を蛇行しながら登り、佐久穂町との境の平たい峠に出ます。
←麦草峠(H2,120)。
Pは道沿いの右手に20台程、麦草ヒュッテを過ぎて左手に15台程ありますが、朝7時半でどちらも満車。既に路駐がチラホラ……。よ~く見ると1台分空いていたので、何とか滑り込みます。
←麦草峠(H2,120)。
Pは道沿いの右手に20台程、麦草ヒュッテを過ぎて左手に15台程ありますが、朝7時半でどちらも満車。既に路駐がチラホラ……。よ~く見ると1台分空いていたので、何とか滑り込みます。
麦草ヒュッテの向かいが登山口 →
アップダウン訓練、スタート!
アップダウン訓練、スタート!
最初は木道があるのですが、そのうち「尖った岩が土から半分出ていて、岩の合間の地面はぬかるみ」という
イヤ~な道に。うわ、歩きにく……っ
イヤ~な道に。うわ、歩きにく……っ
ある程度登ると「中小場」(H2,232m)という見晴らし →
に出ます。目の前が第一ピークの茶臼山、ちょっと縞枯れ気味。
ここから同じく岩ゴロな道を登って、こんな
←分岐点を左へ進み森を抜けると、登山口から38分(1h05m)で「茶臼山山頂展望台」(H2,384m)↓。
おお~ 絶景。
←中アと御嶽山
この火山性の赤茶けと緑、青の組み合わせが綺麗。
御嶽山UP↓
左から、八ヶ岳と南ア ↓
北ア、穂高から槍のUP↓
乗鞍と北ア(五竜まで) ↓
縞枯山の「縞枯れ現象」もよく見えました。
展望無し。この手前の展望台(H2,386m、大岩)からの眺めが良いらしいです。
ここから急斜を150m程降り、「雨池峠」↓
「雨池」から来た人が「あっちは岩だらけで歩きにくかった…縞枯方面はどうですか~?」とくたびれたご様子。
「縞枯も同じです。ここから西へ20分行くと、眺望も良い緩やかな山麓ルートへ出ますよ。」と回答。
北八つはコンパクトで、そのくせ道が色々選べていいエリアですね~。
「縞枯も同じです。ここから西へ20分行くと、眺望も良い緩やかな山麓ルートへ出ますよ。」と回答。
北八つはコンパクトで、そのくせ道が色々選べていいエリアですね~。
次のピーク雨池山(H2,325m)も展望無し。ただこの山の道は比較的歩きやすく、降りは笹道。鞍部からは、ステキな岩急斜です。これは登り易いし楽しい♪ →
振り返ると雨池が……↓
晴れてたら秩父が見えたかな…?
急坂が終わって尾根に出ると、ステキに岩岩してる山が目の前に……
おや…?赤い矢印があっちってことは…… もしかして、←あの岩山を通っていいの?!
う…きゃ―――
このルートはコースタイムが多いから、何かあるのかとは思っていましたが……まさかこんなステキな岩部分だったなんて……!!
ロープウェイ組が多くて危険箇所では少々待たされますが、楽しすぎます。
こういう所って、激しくウキウキする
←岩の上を跳んで、真っ直ぐ進みます。
三ツ岳山頂↓ 正面が北横、右手奥は蓼科山。
ここから鎖場を降ると、また歩きにくい岩道…
そしてロープウェイから来る登山道との分岐点→
うわ、人だらけ…
この分岐地点には「この先、三ツ岳は岩場で危険です。軽装での方は入らないで下さい」という看板が。
「そんなに危険でしたか?」と尋ねるロープウェイ組の足元を見ると、スニーカー。
「……そうですね」としか言えませんがな。
「そんなに危険でしたか?」と尋ねるロープウェイ組の足元を見ると、スニーカー。
「……そうですね」としか言えませんがな。
いや、運動神経の良い方はスニーカーでも行かれます。普通の方でも、登山靴さえ履いていれば通れます。
子供なんか運動靴で通っていましたし(しかし鎖場で号泣。かわいそうに)。
ロープウェイ組にはオシャレ靴(ホッソい革靴!)を履いたご婦人もいらっしゃいましたから、軽装とはそういう類のことでしょう。
子供なんか運動靴で通っていましたし(しかし鎖場で号泣。かわいそうに)。
ロープウェイ組にはオシャレ靴(ホッソい革靴!)を履いたご婦人もいらっしゃいましたから、軽装とはそういう類のことでしょう。
とにかく、分岐からは人がわんさかです…
←北横ヒュッテ。
ここから東に逸れて降ると「七池」。
「北横岳南峰」(H2,472.5m) → から5分、「雨池峠」から1時間30分(2h10m)で「北横岳北峰」(H2,480m)↓
無理、この人の多さ…
こう人が多いと色んな匂い(インスタントラーメンやらお菓子やら……こんな狭いとこでコーヒー淹れて楽しいかい?)が混ざり合って酷い有様。しかも煙草吸ってやがる奴も居て…… ええい、とっとと退散!!
その前に、目の前の蓼科山を一枚→
さて、帰りはズルして、楽なルートへエスケープ。
標高差も距離も大して無いのに、例のもも裏が痙攣気味になってきました。やっぱりアップダウンって苦手…
三つ岳との分岐点を右に降り、
←坪庭(人だらけ…)を通ってロープウェイ山頂駅へ↓
ここから南へ進むと、緩やかな山麓ルートへ入ります。
山頂駅と五辻の間は、ほとんど木道でとても歩きやすく眺望も良し。
この後国道299に出たら反対側へ渡り、小さい石の階段を降りて森の中へ。
ここから登りが始まり、やがて↑「斧絶ちの森」に入ります。
いわゆる、斧を入れない=手付かずの森。まあ、本当はある程度人の手を入れて間伐や除草をした方が植生も活性化して綺麗なんですが…まあ、綺麗です。
紅葉もそこそこでしたが、とにかく下草の緑が綺麗なんです!
この美しさは写真にはとても残せませんでした(下手だし)。
←スギゴケの群生が、
まるでニョロニョロのよう…
森が終わると、麦草ヒュッテの裏へ出ます→
天下の「国道沿いヒュッテ」。
国道と言っても冬季閉鎖(11中旬~GW直前)ですが…
このヒュッテのPは、ヒュッテ利用者しか停められません。正面から↓
このヒュッテのPは、ヒュッテ利用者しか停められません。正面から↓
そして周囲の国道299は路駐天国…
なんかこういう点や人の多さにはちょっと、アレなんですけど……
標高差200m前後の3つのピークをアップダウン。ステキな岩場も取り揃え、眺望は最高。復路の山麓ルートは緩くて短く、最後は登りで終了する―――まさに訓練にはうってつけで、後半が私好みのルートでした。
混雑の北横岳を外し、足慣らし山に決定です。