Wの記録

Wこと天羽の趣味の記録。主に山と遺跡史跡。信州飲食店情報へはリンクの食べログIDから、サークルサイトはツイッター@Wistoria_Tからアクセスください。     (2019年9月Yahooブログより移転。それ以前の記事は画像がズレて読みにくいですが、とても調整しきれないので。。。)

車・そしてレビンはどうなった

かと言うと、トヨタに預けてから一ヶ月強で無事帰還し、見事復活しました。
ランダムなエンジン停止or吹かし状態もこれにて解消。
 
イメージ 1 「原因わかりましたよ。エンジンの制御システムが壊れていたんです。ほら、これ」 →
 
あらまあ、こんな偉そうなものが入っていたんですか、この車……「少々ぶつけられたくらいじゃ壊れませんよ。最近の車に比べればレビンはブリキのオモチャですから」なんて整備士さんによく言われていたので、ビックリ。
 
「今の車はもっと精密な基盤が入っていて、それはすごく高いし壊れたらもうアウトと言っても過言ではないくらいなんですけど、この年式じゃこの程度ですから取り換えれば済むんです。これ自体も安いですしねー」
 
おお、エアコン修理(排気が壊れてた)と合わせて10万円で済んだ
 
もしダメになったら再びトヨタの中古をあたるしかないなーと思って、「在庫があるのは奈良のトヨタか…よし、三輪参りできる!」なんてアタリまでつけていたのですが、助かりました。
かかる金額もそうですが、中古でももう数が少ないので、年式さえ選べませんからねー。
まして車体は……赤とかシルバーとか、あげくにシートが黒赤ツートンなんて…絶対ヤだ……
 
そんな矢先、トヨタがスポーツカーにまた手をつけだしたという記事が新聞に載りました。
車名は往年の名エンジンを引き継いで、「ハチロク」。
ということは…あ、やっぱりFRだ
 
トヨタ800(トヨハチ:水平対抗エンジン)、GT2000、カローラレビンAE86ハチロク:拓海が乗ってるアレ)をモデルにした、2000ccのFRクーペ。もちろんマニュアル標準搭載(6速!)。うおおお…珍しい…
 
トヨタと言えば今年、今まで歯牙にもかけなかった軽自動車を、今更ながらにリリースしました。
マツダロータリーエンジン撤退を撤回しましたし、大震災とタイ洪水の影響でどうかしちゃったのか?という風潮の車業界。
マニュアルクーペがたやすく買えるようになるのは嬉しいのですが、不況だからこそ「夢を追おう」なのか、それともただ車オタクを狙い打ちしたいだけなのか、裏が読めません。
 
―――と思っていただけに、ハチロクプレゼンには納得しました。前者のようです。(表向きは)
プレゼンテイターは技術屋さんらしく、最初はしどろもどろだったのに、コンセプトに入ると饒舌化し超滑らかに
熱く語りだしてて笑えます。
 
「高性能で高価でハイテクで重量級な近年ハヤリのスポーツカーに疑問」というのが開発の動機だそうで、
「その為あえてターボや4WDは外し、ハイテク制御もせず、低重心・軽量に拘った」という時代に真逆行な仕様…
スバルのアイサイトが出た時は、なんて人間をダメにする車なんだ…と唖然としました。そんなの造るなら、今から個人リニアモーターカー網を構築した方がいいんじゃないの?? 
それに比べればこの車は、人体機能と運転技術を駆使できる、まさに「運転する為の乗り物」。
いいね! なんてアイコンがトヨタのサイトにあったら、100回は押したいくらい最高です。
いやでもまさか、ABSとエアバックはついてるよね…??(※私のレビンにはついていません)
 
加えて、数値ではなく「ドライビング感覚」(「直感性能」と言うらしい)を指標にしたそうです。なんてオタク的。
コンセプトは「ドライバー重視の、カスタマイズできる楽しいスポーツカー」。
スバル(レガシィBRZ?)との共同開発です。
予定価格は200万代。安い!
 
 「最近のスポーツカーは高価なので、一般の(=貧乏なってこと?!)車好きは昔の車を大事に
  乗っている状態。それを何とかしたかった」
 
プレゼンでそこまで言うな!
 
いや、私は特に車好きでもスポーツカー好きでもないんです。
転勤先が山の上で雪もかなり降る地域だったので、私:「雪道と坂道に強い車ってどれ?」 兄:「FFのレビン」とススメられただけで。トヨタの元ディーラーに頼んだら、たまたまコレ(AE101、ツインカム、GT-APEX)が出たというだけで。元々車には興味なく、普通車の免許取ったのも26歳です。
しかし20歳から農場でマニュアルに慣れ親しんでしまった後では、オートマやボックスのあのゴーカート風味(乗せられ感)が気持ち悪く、レビンに慣れたら車高の高い車のブレ様にイラつくようになっちゃって―――
きちんとした車なら、別にスポーツカータイプじゃなくても全っ然いいんですよ。
なのに好みを追うとスポーツカータイプに行き着く画一的なこの現状、ホントに不便です。
 
ハチロク」はスポーツカーというよりスポーツカータイプ。ちょっとお尻がデカイかな。。。
4人乗りで、後部座席を倒して荷物が積める点はうちのレビンと一緒。
ここも「あえて2人乗りにしなかった」と主張しています。とにかく熱い。
 
「万人受けしない、乗るのにコツが要る車を目指した」とサラリと言うあたり、どうかしています。
「性能面では一切の妥協はしておりません」って言い切れる会社って、羨ましいわ。
 
私のAE101でさえ「こんなにいい車だったんですね、レビンって」「やっぱ乗ってる感がすごいですよね」(※普通の人の感覚は「空中分解しそうでコワイ」です)とトヨタの若者(と言っても30代)スタッフが言うくらい忘れ去られたタイプなので、このハチロクは本とに懐かしくて嬉しい車になるでしょう。
 
雪道走るにはFFがいいんだけど……初めて欲しいと思える車が、出た!