Wの記録

Wこと天羽の趣味の記録。主に山と遺跡史跡。信州飲食店情報へはリンクの食べログIDから、サークルサイトはツイッター@Wistoria_Tからアクセスください。     (2019年9月Yahooブログより移転。それ以前の記事は画像がズレて読みにくいですが、とても調整しきれないので。。。)

水族館/淡水魚◆千歳水族館(北海道)

水族館-――。
「食べ物としての魚介が大好き」で、海獣も水棲動物も可愛らしい。。けれど、中々行く機会がありません。神社や博物と比べたら、体力・金力・時間を割くほどまではとても・・・・・・

  しかしこの水族館は、存在を知った時から「もし北海道に再び行くことがあるなら絶対行く!リスト」に入れていました。キャッチは「日本最大の淡水魚水族館」!「サケのふるさと」!!

◆◇◆◇ 千歳水族館(北海道千歳市) ◆◇◆◇

実は私、魚肉の中ではシャケが一番好き
イクラより、スモークサーモンより、「焼いたシャケ」派。塩引き鮭や荒巻鮭、鮭トバはお宝ですf:id:wistorian:20190926192812g:plain f:id:wistorian:20190926192812g:plain f:id:wistorian:20190926192812g:plain f:id:wistorian:20190926192812g:plain f:id:wistorian:20190926192812g:plain あの遡上してきた秋鮭の険しい顔なんかもう、凄くかっこいい。。。ピンク色は嫌いですが、サーモンピンクは大っ好き!

この水族館、場所がまた都合良くて。
まつもと空港から北海道は新千歳にしか飛んでおらず(夏は丘珠便も出る)、新千歳空港駅より北へ2駅目の千歳駅から「東に徒歩1km」という最高のアクセス。
予定通り行程消化できれば最終日に絶対行こう!と決めておりました。

 

完全予約制ではないので、チケットは前日にWEB購入(←¥800が¥600に割引!)
前泊地を朝食後すぐに出て、千歳駅南口のロッカー(小¥400)に荷物を入れ、9時到着。

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さすが平日、↑↑ 誰も居ない・・・・・・受付でQRコードをピっとして、入口のチンアナゴの小さい水槽を見てから、正面の大ビジョンの鮭をチラ見して ↓↓

f:id:wistorian:20210715092137j:plain「順路はこちら」という看板を無視し、まずは2階の「サーモンルーム」へ。2Fの展示室は小さいですが、鮭漁の歴史、人口ふ化放流事業、鮭の有用性、アイヌ的鮭の展示などなど――

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んもう、とっても鮭。うう、食べたくなってきた。。。。

アイヌ語で鮭は、魚を意味する「チェ。それほど「代表的な存在」という。

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「オハウ」は「煮込み汁」のことですが、基本「鮭汁」を意味するとか。
ポロトコタンの肉厚チェオハウ、旨かったなあ・・・

私の小さい頃も、魚と言ったら鮭でした。干物に比べれば子供でも食べやすいし、彩りも良い、何より安かったですからね。うちは全員好みがうるさいので幼稚園児の頃から朝食はみんな内容がバラバラ。私は「あんたは鮭さえ焼いておけば文句言わないから楽」と母に言われるくらいの鮭&米飯派でした。
が、今や鮭のみならず魚の値段が全体的にハネあがって、安いから毎日食べる!という人はあんまり居ないんじゃないかと思います。そんな事情もわかる展示があり、へーほーの連続。尚、イクラ「チポロ」、鮭トバは「サッチェ

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満足して1階へ戻り、通常展示へ入ります。  ↑↑ 床に魚の投影展示。美しい・・・

ここの売りは、普通の人にとってはこの 大水槽 ではないでしょうか。
  ↓ギンザケ、サクラマス、アマゴ、イトウ       サケの幼体↓

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特に最後のこの、チョウザメ類(アイヌ語「ユペ」)の巨体が観られる水槽 ・・・↓

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さすが古代魚、美しい・・・  こいつの魚卵がキャビアですな・・・

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イトウ(国内最大の淡水魚)もこの水槽に居たらしいのですが、すっかり目を奪われました。

支笏湖ゾーン
苔の洞門ジオラマ ↓ がありますが、苔がフサフサしてないので再現度はイマイチ。

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流木の円筒水槽 ↓↓  雰囲気◎  (でも頭の中は「串に刺して塩焼き・・・」↑ ↓

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次は触れるコーナー「タッチプール」 なんとチョウザメ(ミディアムサイズ)。でも逃げまくってて中々触れません。水も冷たいf:id:wistorian:20190926192927g:plain

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別の水槽には例の「角質を食べる熱帯魚」も居ました。

↓↓カイツブリの展示(置き餌でもわざわざ咥えて深く水に潜ってから食べる・・・)や

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淡水に生息する動物全般(両生類、爬虫類、甲殻類)の夏休みの自由研究的 ↑↑ な水槽展示を経て・・・・・

千歳川ロード
 マス類とカジカが居るらしい ↓↓   右サイドにはウグイとかドジョウとか ↓↓

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マス類は相変わらずどれがドレだかわかりませんが・・・・・・魚はみんな綺麗で見てて飽きない。最後のはフナとかトミヨとかタナゴとかヌマガレイとか・・・↓

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この通路を抜けて広いところに出てると、まずはコイの水槽 ↓↓ 餌遣り可。

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めっちゃ寄ってきてバクバクと・・・これ、水族館じゃなくても体験できるヤツ・・・↑
実はニシキゴイだけは何だか嫌い(←多分食べられないから)。「美味しいからカワイイ」って、あると思うんですよね。。。この水槽には他にもナマズ(旨い)とかフナとか色々居たけれど、こいつらは大人しい。 ↓上から見られて◎

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残りは「世界の淡水魚」でした。ここ、楽しいです。

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電気ウナギは水槽に沈んでじっとしてたのに、近寄ったらいきなり動いて目の前でヒラヒラと泳いでくれました ↓↓

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淡水のエイはドット柄 ↓↓

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ナイフフィッシュなんて初めて見たし、レッドテールキャットフィッシュ ↑↑も想像と違ってて何ともカワイい・・・  
しかし一番の注目株はカメレオン!(エボシカメレオン)↓↓  何故水族館に??

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アフリカに居た時に畑で何度か会いましたが、こんなに動く個体は初めてです。
この緩慢な動きと、チョキな手が堪らん・・っっ 爬虫類(食べませんが)と両生類は(食べる機会が無いですが)、魚類と同じくらい好きf:id:wistorian:20190926192812g:plain

動画撮ってみた(初)けれど・・・可能ならいずれUPしてみますf:id:wistorian:20190926193801p:plain

この後の、次の展示へのアプローチ ↓↓

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床のどこかに二重丸のマークが出たらそこを踏むと、展示室の方向から出口に向かって床に光の映像が流れます。それは綺麗な模様だったり、淡水魚っぽい影だったり、時には大型のクジラやエイのようなものだったり・・・・・・  これは楽しい。
小学生なんか、もう大フィーバー!でしょうね。ちょうど幼稚園の遠足とバッティングしましたが、園児は背が低いから二重丸が見つけられず難しかったみたい。

ここ、未就学児は無料で、それででしょうか、注意書きなんかは全体的にかわいらしい感じ。 ↓↓ いや、距離を取っても・・・・・・       顔ハメ~↓↓

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そしてラスト。この水族館のキモ、隣を流れる千歳川川底展示!↓↓

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わー小さな魚がチョロチョロと。。。って、そうか、この時期に鮭は居ないか・・・ってことは・・・よく考えたら、ここ‥‥鮭成体の実物を通常展示していない??!

まあ、そうか。海で育つんだから、成体シャケと言ったら産卵直前(生の末期)f:id:wistorian:20190926193801p:plain 大水槽にギンザケなら居たらしいのですが、どれがどれだかわからず、チョウザメに目を奪われて注目してなかった・・・・・・という感じ。

でも最後の最後のショップで、とても良い物を入手。
 ↓↓ 大間でこれのマグロ版を買おうか迷ったけど、買わないでおいて正解!

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  鮭ポーチ¥1200 ↑↑f:id:wistorian:20190926193502g:plain      これはネックレスかイヤリングに改造予定 ↑↑

いやはや、充実してましたf:id:wistorian:20190926193638g:plain  さて、水族館を出たら周囲を散策します。

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敷地は千歳川左岸一帯を整備してあり、↓支流に沿った森に水路や散策路が。

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   ↓↓千歳川に出ると・・・             鮭の慰霊塔 ↑↑

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反対側には、秋に ↓↓ インディアン水車を設置する基台が。

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       鮭の意匠~↑↑  水族館前に展示してあったインディアン水車 ↑↑

千歳川の源流は 先日訪れた支笏湖で、平地で北上し、江別で石狩川に合流します。元々は「支笏川」だったそう。それが千歳川に変更され、ここの地名にもなったとか。

北側には道の駅「サーモンパーク千歳」↓↓ 便利。

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   ↑↑ ここに鮭専門レストランでもあったらカンペキだったのに・・・

かなり良かったです、千歳水族館。
次は「遡上した鮭が溢れる川底」を見に、秋に来たい‥‥!

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