最近は春かと思うくらい、あったかいですね~。
おかげで日本酒の味わいが変わってまいりました。
そう、酒に限らず味というのは、味わう者の体調や周囲の環境によって変わっていくものです。
その日の天候や舌の状態によっても変わりますし、まあ、とにかく不安定。
おかげで日本酒の味わいが変わってまいりました。
そう、酒に限らず味というのは、味わう者の体調や周囲の環境によって変わっていくものです。
その日の天候や舌の状態によっても変わりますし、まあ、とにかく不安定。
しかし!
ここの酒は、絶不調の病床時でも旨いに決まってる……
決まっているんデス……!!
決まっているんデス……!!
小谷杜氏ってご存知ですか?
現在の最大勢力は、噂の南部杜氏(岩手県)。沖縄・九州以外の全国津々浦々へ出稼ぎ・Iターンし、その名を知らしめています。実働数では400人近く居る模様。次点で兵庫・京都辺りの「丹波杜氏」「但馬杜氏」。その後にくるのが「越後杜氏」(新潟)「山内杜氏」(秋田)「土佐杜氏」(高地)あたりでしょうか。どこも旨い酒で有名なエリアですね。そう、杜氏がいるから、旨い酒処となるんです。
しかし、酒造数の割には杜氏の数が少ないこの信州。中央の諏訪杜氏と南部の飯山杜氏とこの北部の小谷杜氏は、それぞれの数、実に、一ケタ。
まあ、大体マイナー杜氏はどこも「消滅寸前」とか「消滅の危機」とかズバリ「消滅」とかの一途ですが、信州の杜氏は元々の数が少なく、大々的な活動はしていないのです。
まあ、大体マイナー杜氏はどこも「消滅寸前」とか「消滅の危機」とかズバリ「消滅」とかの一途ですが、信州の杜氏は元々の数が少なく、大々的な活動はしていないのです。
と言っても小谷村にある酒造ではありませんが、とにもかくにも
……旨っ!!
なんて濃くて旨いんだ…
何しろ「甘口といえば大國」らしく、濃い、ドロい、重いの三拍子。
鼻先に持ってきただけで、もう、香りが違う!
何しろ「甘口といえば大國」らしく、濃い、ドロい、重いの三拍子。
鼻先に持ってきただけで、もう、香りが違う!
実はここの酒、酒度(※)で言えばプラス(辛口)も多いです。
しかし、含んだ時の直感はやっぱり「甘い…!!」。
しかし、含んだ時の直感はやっぱり「甘い…!!」。
砂糖の甘さじゃないですよ。コクと米度の強さです。つまり旨みです。
日本酒で「甘口」と言ったら「芳醇」「濃い口」という意味であって、甘味が強いという意味ではないのです。
日本酒で「甘口」と言ったら「芳醇」「濃い口」という意味であって、甘味が強いという意味ではないのです。
甘い酒なんてマズくって―――なんて知ったかホラ吹く味覚オンチは反省すべし。
「辛口」「淡麗」じゃなきゃ呑めないなら、嗜好が蒸留酒(アルコール度40%以上)向きなのではないかと。
しかし酒に弱いから、仕方なく日本酒(アルコール度15~20度)にしているのかな?
「辛口」「淡麗」じゃなきゃ呑めないなら、嗜好が蒸留酒(アルコール度40%以上)向きなのではないかと。
しかし酒に弱いから、仕方なく日本酒(アルコール度15~20度)にしているのかな?
とにかく言わせてくれ。
ここの酒の良さがわからないなんて、
あんた細胞レベルでおかしいんじゃないの?!
ブランド?としては「小谷錦」が有名。
商品名としては「北安大國」がスタンダード。
私は大和心でついつい「きたやすおおくに」と読んでしまいますが、正しくは「ほくあんだいこく」です。
商品名としては「北安大國」がスタンダード。
私は大和心でついつい「きたやすおおくに」と読んでしまいますが、正しくは「ほくあんだいこく」です。
イヤな匂い、べしゃべしゃした甘ったるい味、ヘンな酸っぱさ・・・
しっかりと造られた酒には無縁のものなのです。 (サイト内「大國の考え」より)
しっかりと造られた酒には無縁のものなのです。 (サイト内「大國の考え」より)
そうだよ。
その通りだよ。
その通りだよ。
でもそういう変な酒が大半を占めているから、普通の酒屋や居酒屋で普通に出会う日本酒は大体クソ不味い。
そんなのしか知らない人が「日本酒って美味しくない」なんて言うのは、当然だと思うのです。
酒造数が年々減っているのは残念な限りですが、不味い酒はどんどん減って欲しいというのが本音です。
※日本酒度(酒度)
液体の比重を表わしたもの。マイナス(比重が大きい)だと甘口、プラスだと辛口と言われるが、
酸度やアルコール度も考慮しないとなんともいえない。