Wの記録

Wこと天羽の趣味の記録。主に山と遺跡史跡。信州飲食店情報へはリンクの食べログIDから、サークルサイトはツイッター@Wistoria_Tからアクセスください。     (2019年9月Yahooブログより移転。それ以前の記事は画像がズレて読みにくいですが、とても調整しきれないので。。。)

☆日本酒・土佐 VS 信濃 (イベント提供酒in高知)

とうとうやりましたよ、長年の夢

イベントで、日本酒振舞い!

    Wがスペースで提供した銘酒たちです
サイトリンクも入れましたので、気になったお酒をチェックしてみて下さい!!
 
             土 佐 酒              
イメージ 1 A) 久礼   高岡郡中土佐町 
特別純米・無濾過生原酒。A17/酒+5/酸1.8
四万十の伏流水で醸す西岡酒造。今のところ、土佐でWが一番好きな蔵です
本日は土佐一本釣りの街・「久礼」の名を冠したシリーズの、この季節の限定酒★
ラベルは変わったけど、今年も旨い!!
イメージ 2

 B) 南  (安芸郡安田町)  →
特別純米・無濾過生原酒。A17-18/酒+10/酸1.8
こちらは同じ土佐湾でも、久礼と反対の東岸に位置する酒造。代表銘柄は『玉の井』ですが、W的には酒造の名を冠したこちらを一押し。無濾過生原酒でこの辛口度、ありえません!
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 C) 亀泉 「CELL24」 (土佐市 
純米吟醸・生原酒。A14.5/酒-14/酸1.9
土佐の知名度トップ5に入る酒造から、聞いたことも無いタイプの銘柄を。酵母の「CELL-24」を名前にしちゃうとこも変ですが、土佐にしては甘口で(いやでも、-14にしては辛い…)、風味も(日本酒にしては)なんというか…うん、そう―――すんごく、

……んんん~、むむむむ~? マジ、表現に困る。
白ワインにしては薄いし、日本酒にしては洗練されすぎてて…… 酸味の無さが妙で明、なのかも。
W的にはかなり好みな味なんですが……大変「画期的な日本酒」、です!!
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そんなわけで。
土佐といえば本来、新潟と並ぶほど「辛口」で有名しかし淡麗とは限らないのが、新潟と同じく「銘酒の多い地」の所以――ですよね。芳醇、大事です。
 
そういう意味では高知は確実に、日本列島で「最南端の酒処」、でしょう
 
高知で有名なのは、「司牡丹」「酔鯨」あたりでしょうか。
高知の酒蔵は19蔵しかないのですが、Wはまだ半分も呑めていません。
次回は藤娘と瀧嵐に狙いを定めてます
  
                       信 濃 酒                                      
イメージ 4 A) 大信州 (中信:松本市  
特別吟醸・絞りたて生。A16/酒+6/酸1.5
大信州……
まさに信濃を代表する名の蔵!です。
しかしその実態は、良い酒を大消費地に直卸ししちゃう、憎い奴。故に地元での知名度は低め。本社は松本市ですが、仕込み蔵は北信・信州中野です。
得意手は辛口で、本日もそんな逸品。でも芳醇。
この中では唯一「醸造用アルコール」が入ってるくせに、デラ旨い……っ!!
この酒を松本市で堪能したいなら、城近くの居酒屋「一歩」GO!!
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 B)
大雪渓  (中信:池田町)
純米・生原酒。A18/酒+2/酸1.8
日本三大大雪渓、を2つも擁する信濃にふさわしい名の蔵。地元知名度もピカイチ。
キャッチフレーズは「山の酒」
本日はこの、季節限定のチョイ辛口『うすにごり』 
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  C) 小谷錦 豊響 (北信:大町市
純米・無濾過生原酒。A17/酒-5/酸1.7
レッドデータブック入り・小谷杜氏が醸す、深き北国の蔵北安得意手は芳醇甘口。
本日はこの冬、Wが最も旨いと思った『豊響 みのり 』。
四合瓶は売切だったのですが、蔵元に頼んで詰め直してもらいました
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 D) 夜明け前 (南信:辰野町
純米吟醸・生一本。A16.5/酒+1/酸1.5
木曽出身の文豪?島崎藤村の代表作名を賜った小野酒造酒造所在地は、木曽ではなく伊那谷ですが…
本日は軽めの『しずく取り』の生、米々しさでは提供酒中、2番手です
イメージ 6 E) 佐久の花  (東信:佐久市
純米吟醸・無濾過生。A17-18/酒+2-3/酸1.6
東を代表する地元有名蔵。昨夏に公開された「神様のカルテ」に用いられ、知名度は全国区になった(かもしれない)。本日は地元でも手に入りにくい、華やかな「無濾過生」を!

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 信濃には90蔵程もあるものだから、味は多彩といえば多彩。そしてピンキリ。更に桶売り専門ならまだしも、一般流通に乗らない酒造(全部村民が呑んじゃう)が多いです・・・・・・おのれ。
「辛口で旨い酒」は少ないので、甘口が得意と言えばまあ、そうかもしれない。
何しろ、「土佐の甘口」より「信濃の辛口」の方が、(数値としては辛くても)実際の感覚では断然甘いのですから、笑いました。
  
端的な表現が許されるなら、辛口の土佐と甘口の信濃。南国魚介の皿鉢料理で宴会呑みする土地と、貧しく野沢菜だけで寒い季節に呑む土地とで育まれる味が、さほどに乖離するのも必然でしょうか。。。
 
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イメージ 9とにかく、Wが旨いと思った酒ばかり持ち込みました。
 
元々3種ずつ用意するつもりが、予定していた信濃酒(白馬錦とか千曲錦とか水尾とか)が思うように手に入らず、
 
 「仕方ない、数で勝負!」
 
に出たせいで、土佐酒の種類が少なくなりましたが。。
 
 
←当日の机上。
 (飲酒スペ側)

 もっと春らしくしたかったなあ…

当日購入戴いた方には「おみくじ」を引いてもらい、出た札のアルファベットの酒をミニカップで6尺サービス
おみくじで土佐酒の札が中々出なかったのは、神意ではなく信濃の酒自慢をしたい私の念力によるものです。
呑めない方にはツマミ1袋か、いつもの唐辛子チョコをお持ち戴きました。
 
有料呑みの方は自由に呑みたい酒を注文戴き、土佐酒には酒盗少々、信濃酒には野沢菜サービス。
こちらにはあまり売ってないのでしょうか、野沢菜。有料単品でも野沢菜だけが出まくり、ついに完売。何だか酒よりも好評でした。。。。 っクール宅急便で配送した甲斐があったというものです!
 
この日は一滴も酒を口にしなかったW、帰宅した翌日に改めて全種類比べ呑み。一番旨いと思ったのは、やっぱり「豊響」です。2番目は「CELL-24」と「久礼」が僅差。3番目は「夜明け前」、いや、「大信州」かな……
何を肴にしているかによっても変わりますね。とにかく、全部、旨い!
 
皆様はどれがお好みでしたでしょう?
これを機に、意外に知らなかった土佐酒、全然知らなかった信濃酒に親しんで戴ければ嬉しいです
 
場を作って継続して下さっている黒潮カンパニー事務局さまに、最大の感謝を込めて…
ご来訪下さった皆様、ありがとうございました!