梅雨明けに予定していた山も、梅雨入り前の最終目的だった(が行かれなかった)山も、全部2500m以下。
……全然ダメじゃん…
……全然ダメじゃん…
そんなわけで、とにかく森林限界を堪能したい!と、予定外に行って来ましたこんな山。
★★★★★★★★★★★★★★★御嶽山(3067m、長野県王滝村)★★★★★★★★★★★★★★★★
登山タイム(休憩除く)(/標準コースタイム):登り2時間(/3h)---降り1時間10分(/1h45m)
標高差:約900m 距離:約7km 出発地:田の原P 条件:一人、日帰り、晴天
登山タイム(休憩除く)(/標準コースタイム):登り2時間(/3h)---降り1時間10分(/1h45m)
標高差:約900m 距離:約7km 出発地:田の原P 条件:一人、日帰り、晴天
明治立教の神道十三派の1つですが、本来は平安期に開山した密教系山岳信仰(=修験道)。
アジトは奈良。日本三霊山の1つ。
国常立尊、大己貴命、少彦名命をご祭神としているので、一度は行かないとな~とは思っておりましたが、普通の山としてもかなり高くて日本14位。修験道では富士山に次ぐ標高で、100名山です!
アジトは奈良。日本三霊山の1つ。
国常立尊、大己貴命、少彦名命をご祭神としているので、一度は行かないとな~とは思っておりましたが、普通の山としてもかなり高くて日本14位。修験道では富士山に次ぐ標高で、100名山です!
しかし今回の目的は「森林限界をサクっと越える」だけなので、一番短く標高差の少ない(しかし急斜な)田の原ルートを日帰りで。
松本から木曽町は、国道19号で2時間。
王滝村に入って県道256を道なりに進むと、いかにも山岳信仰な石祠・石神群が墓のように出没。どんどん傾斜がキツくなり、「おんたけ2240」のゲレンデに突入します。
王滝村に入って県道256を道なりに進むと、いかにも山岳信仰な石祠・石神群が墓のように出没。どんどん傾斜がキツくなり、「おんたけ2240」のゲレンデに突入します。
この県道256の終点が田の原P。
(写真の一番下の部分)
H2,160m。
バス停や宿泊施設に加え、御嶽神社社務所や関連神社があり、御嶽山はもう目の前。
ロータリー状の右手奥に広いPスペースあり。満車の場合は手前の左手Pへ。
登山道入口の大鳥居→→→
←イラストマップ。
古地図並の遠近法。
古地図並の遠近法。
車で簡単に来られ、最初の登山道が平坦で、その平坦な部分に奥社遥拝所や各祠などの宗教施設や散策路があるので、普通の一般観光客や宗教関係の団体バスが来ていて、前半の登山道は賑わっています。
↓散策路マップ
奥社遥拝所への分岐(右が遥拝所)↓
遥拝所のご神像。奥社(山頂)が遥かに見えます→
ここまでは平坦。
↓散策路マップ
奥社遥拝所への分岐(右が遥拝所)↓
遥拝所のご神像。奥社(山頂)が遥かに見えます→
ここまでは平坦。
しかし奥社遥拝所を過ぎても、軽装の登山者がまだまだ居ます。景色を見にPまで来たら、なんか登れそうだから来ちゃった……みたいなGパンの人や、リュックどころかタオルすら持っていない手ぶらの人も……
それで山頂、行く気なの??
それで山頂、行く気なの??
←しばらくすると傾斜が出て、階段状の道に。
そして大江大権現の社が左手に見えると、いよいよ登山道っぽい傾斜になります。
その先は、こんな石段もチョコチョコと→
この山、教徒登拝者の為にかなり整備されていて、登山道には至る所に人の手が入っております…
(んん?修験道ってそういうものだっけ…???)
木の階段も、登りやすいように木材の面は少し傾斜していますが、
これって降りにくいんじゃ……;
←各地に「剣が峰まであと何m」のこんな石標アリ。
標高も書いてほしいなあ…
「あかっぱげ」地点。→→
ここから森林限界が見えます(黒い矢印のところ)
森林限界に出ると、道は岩石交じりの山道に。
そしてしばらく行くと、出てきました。
←御嶽教の各王子たち!
密教系ならではの色々なご神像(仏教神)が祠に入って、登山道沿いにチョコチョコ出てきます。山伏ルックの修験者がこういう処に差し掛かると法螺貝を吹くので、効果音もバッチリ。
更に眼下には、
今まで登ってきた道と中央アルプスの絶景!
(ピーカンなら富士山も見えるそうです)
登山口から45分で、「8合目」到着。H2,470m→
この合目は、王滝社を10合とした場合の換算らしい。
ここから、道はますます岩石チックに。
←しぶとく残る雪渓。
写真上の王滝の山頂に見える白い建物は、王滝山荘。
真の山頂・剣が峰は、この登山道からは見えません。
9合目の中央不動の後、王滝山頂直前のステキな道→
傾斜最大~@
登山口から休憩含み1時間40分で、
←王滝山頂(=王滝社)に到着。
まずはご参拝。。。
さあ、ここから真の山頂までは、400m(H約100m)です。標識に従って王滝社の更に奥へ進むと…
うわ!何アレ!!;↓↓
これまでとはうってかわって、荒れ果てた光景が目の前に… 何かの映画みたいです;;
アレが剣が峰ですか…(-△-;)
しかも何か硫黄臭いと思ったら………吹いてる吹いてる!;
←
そーでした、御嶽山は活火山なんでした。
そしてサイケな宗教建造物が2つ…… ↓
←まごころの塔。
何がどーなってコレなのかは、説明無し。
ご神像は、麓の遥拝所のと微妙に違います。
これはスクナヒコナ…らしいんだけど…→
ちょっと!それ誰の子?!(笑)
この最後の登りもキツめです。
傾斜もですが、酸素が薄い。
そういえば、標高3000mって12年前に登った穂高以来かも…
(あまりの人の多さに吐き気がして、それ以降あそこら辺には行っていない…)
うわ!何アレ!!;↓↓
これまでとはうってかわって、荒れ果てた光景が目の前に… 何かの映画みたいです;;
アレが剣が峰ですか…(-△-;)
しかも何か硫黄臭いと思ったら………吹いてる吹いてる!;
←
そーでした、御嶽山は活火山なんでした。
そしてサイケな宗教建造物が2つ…… ↓
←まごころの塔。
何がどーなってコレなのかは、説明無し。
ご神像は、麓の遥拝所のと微妙に違います。
これはスクナヒコナ…らしいんだけど…→
ちょっと!それ誰の子?!(笑)
この最後の登りもキツめです。
傾斜もですが、酸素が薄い。
そういえば、標高3000mって12年前に登った穂高以来かも…
(あまりの人の多さに吐き気がして、それ以降あそこら辺には行っていない…)
山頂には山荘2軒があって、「本日ご宿泊可能」の札が出ていました。王滝もそうでしたが、お土産や記念バッジや杖が売っていて、杖の記念刻印も有料でやってます。
お品書きにはウドンやビールが……
最近の修験道の山はダレまくりやな……!!
お賽銭程度の金額しか持ってこなかった私は、悔しさ紛れに毒づいてみました。
←山頂社の鳥居。
「神域のためペット侵入不可」の札がありますが、御嶽山は特定保護林になっており、登山道は「雷鳥保護の為ペットはご遠慮下さい」となっています。
日本語では「遠慮しろ=禁止」ですからね。山頂にペットが居るわけがないのです。もし居るはずのない動物が居たら、それは食用でしょう。
最後の階段を登ると……
おお?!出雲式狛犬が!!→→
他の所は普通なのに、何故ここだけ……
新し目なので新調か…それとも……
邪推に事欠きません。
最後の鳥居をくぐれば山頂です。
←まずは奥社へご挨拶…
←まずは奥社へご挨拶…
↓お鉢巡りが一望できる山頂・剣が峰(H3067m)。3067の標高点は奥社寄りにアリ。
二の池、綺麗な色です↑
←一の池にはまだ雪が…
↓登山道全景。全部見えちゃう。
二の池、綺麗な色です↑
←一の池にはまだ雪が…
↓登山道全景。全部見えちゃう。
今回は山頂でお昼ご飯にしたので、25分も滞在しました。
さすが標高3000m、気温は12℃です。(ようやく長袖の出番が!)
さすが標高3000m、気温は12℃です。(ようやく長袖の出番が!)
休憩(&参拝)含めたトータル登山時間は、4時間15分。
すぐに森林限界に出られて、標高差が小さい割に山頂標高が高く、遭難しようのない単純な登山道、しかし十分なキツさと傾斜も兼ね備え、見所満載……
ビギナーや、観光登山にはオススメですね。
水無し・水アリの5つの池(二の池が日本最高所の池)を見る「お鉢巡り」も楽しそうです。
修験者(というか教徒)のため山荘はどこも整っているので、「初めての山泊」にも持ってこい。
水無し・水アリの5つの池(二の池が日本最高所の池)を見る「お鉢巡り」も楽しそうです。
修験者(というか教徒)のため山荘はどこも整っているので、「初めての山泊」にも持ってこい。
その分登山者も多いので、夏休みの週末などは覚悟が必要。
登山道は、2人行き交うのがやっとのところがほとんど。私が登った時は中学生の林間学校らしき団体が居て、抜かすのが大変でした。(かと言って6月迄はアイゼン無しではちょっと…な残雪アリ。10月から降雪開始)
登山道は、2人行き交うのがやっとのところがほとんど。私が登った時は中学生の林間学校らしき団体が居て、抜かすのが大変でした。(かと言って6月迄はアイゼン無しではちょっと…な残雪アリ。10月から降雪開始)
温泉は黒沢口の方が多そうですが、王滝口の県256号沿いにも「こもれびの湯」「なかの湯」があります。
「うしげの湯」は潰れた模様。
「うしげの湯」は潰れた模様。
ふと見ると、国道19号沿いに「木曽義仲の墓→」なんて看板が……
……―――え?!
木曽義仲って、木曽の出身だったんだ??!!;;