Wの記録

Wこと天羽の趣味の記録。主に山と遺跡史跡。信州飲食店情報へはリンクの食べログIDから、サークルサイトはツイッター@Wistoria_Tからアクセスください。     (2019年9月Yahooブログより移転。それ以前の記事は画像がズレて読みにくいですが、とても調整しきれないので。。。)

☆日本酒・白瀑醸造元(山本合名会社:秋田県):『ど』

年末。
松本で良い酒を扱っている酒屋を見つけられていなかったので、冬コミの帰りに東京は日野市へ寄り、
例の手塚酒店(大晦日も営業。エライ!)で3本ほど購入しました。

麒麟山の「ぽたりぽたり」の4合瓶が売切れだったので諦めようとしたら、店主が「今年の方が
去年のより出来がいいですよ」なんて注いで匂いを嗅がせるものだから、うっかり一升瓶を
買ってしまいました。
生なのに……
まあ、台所温度が10℃を上回ることは無いので、大丈夫でしょう。

一人呑みの1本目は、こちらです。

『純米 ど』 (白瀑醸造元:山本合名会社:秋田県山本郡八峰町八森字八森269) ¥1,395/4合瓶

イメージ 1
4年前に東北旅行をした時、秋田の白瀑(しらたき)神社を参拝したのですが、
「もしかして、あの神社の近くかな??」
と思って購入。
 
にごり酒です。
 
書いてありませんが、
当然、生です。
 
この酒造には他に「ど辛」という銘柄があるので、その「純米にごり版」……なのでしょうか。
 
HPを見ると……
 
思ったとおり、トップページには主らしき男性のバックに白瀑神社裏の滝が映り、仕込み水は世界遺産である白神山地の湧水、米は自家製無農薬、そしてなんと、製造酒のうち9割は純米とか!
 
何だか、
しつこくこだわってます。
善し。
 
 
キャップには穴が開けられていて、テープで軽く閉じられています。
にごり故、発酵中の為の空気穴だそう。
でも、開栓する時は、そんな発砲感はありませんでした。

ところが……
辛口(※)ゆえか発砲ゆえか、呑むと強~い酸味感。
しかし、実際は酸っぱくありません。なんと言うのか……
発砲してないけど、発砲してる、みたいな…!!みたいな。
(※実際の日本酒度は「甘口」の数値です)

本来は発泡の強い酒らしいのですが、私が呑んだ時はそうでもなく(時間経ちすぎ?)適度でした。

特出すべきはこの味の濃さ。
濁り酒というより甘酒並みに米粒が残っていて、ドロり度高く、でも、しっかり「酒」です。
淡麗派が呑んだら、絶対数日は後悔するでしょう。

何でも昔は「どぶ」という酒名だったのに、税務署の指導で「ど」になったとか…
ドブ川の「どぶ」を連想するから?だろうけど、本来は「どぶろく」の「どぶ」でしょうね~。
でも、酸っぱくないし、しっかりした「濃く旨酒」です。
たまらんっ(>~<)

ああもう、旨くて余韻たっぷりなくせに、最後はスッキリするものだからいくらでも呑めます。
これを筆頭に、沼津の酒やら無濾過やら――年始は酒浸りでした…

原料米が「めんこいな」。
使用酵母が秋田純米酵母と、秋田尽くしです。
日本酒度:-10~-15、酸度 1.5 、アルコール度:15~16。

山本合名会社 →http://www.shirataki.net/