先週日本酒を呑みに行ったら、変な昆虫(幼虫)が蛍光インクで印刷された、ポップなラベルの妙な瓶が、真っ先に目に入りました。
むむ・・・私、昆虫嫌いなんですが、こいつには好感が持てます。いや、こいつは知っているヤツだ・・・(←知り合い?) それも最近じゃない、昔に見知った・・・ ←検索中
あれだ・・・子供の頃の登山で、高原の沼地でよく捕まえた・・・「ヤゴだ!」
標高2000m以上のあの、霧立つステキな空間を思い出して、それだけでいい気分。
「ヤゴ」はトンボの幼虫で、涼しい気候と綺麗な水がある処でしか生きられないんです。つまり、農薬たっぷりの田んぼには絶対に居ない。
これをラベルにするなんて、何だかただならぬ意図を感じますね~。
日本酒に関わる昆虫としてはうってつけなので、ヤゴだという確信は無かったけれど注文取りに来た店員さんに速攻「ヤゴ下さい」と言ったら、「青ヤゴ(生)と赤ヤゴ(山廃)どっちがいいですか?」と聞くじゃありませんか。
「え?ホントにあれ、ヤゴなんですか?」
「はい、銘柄は”夏ヤゴ”です。”赤トンボ”もありますよ」
『いづみ橋』(神奈川県)という、なんと醸造アルコール添加を廃止した天晴れな酒造の
酒だそうな。米も自分んとこで造ってるっつーから、気合入りまくり。
且つ「ヤゴをラベる」ということは、当然無農薬ですね。さすがだ。。。
連れはトンボの方を頼んだけれど、私はラベルが気に入ったので「青ヤゴで!」
いやあ、うまかった。
私は「トンボ」より「ヤゴ」のが好み(*^^*)
気に入ったのでまた呑みに行こ~と思ったら、夏の限定酒でした
※現在のメインは「黒トンボ」な模様・・・(2021年現在)