Wの記録

Wこと天羽の趣味の記録。主に山と遺跡史跡。信州飲食店情報へはリンクの食べログIDから、サークルサイトはツイッター@Wistoria_Tからアクセスください。     (2019年9月Yahooブログより移転。それ以前の記事は画像がズレて読みにくいですが、とても調整しきれないので。。。)

高速1,000円デー、終了!

今月19日で終了されるという噂の不況対策、「どこまで行っても休日1,000円」企画。
 
実際は「各NEXCOの範囲内で」という条件があるので、東京(NEXCO中日本)から名古屋(NEXCO西
日本)を越えて出雲とかまで行ったら、2,000円でしたが。
 
首都圏に住んでいた頃は事故が増えるわ渋滞が増すわで悪策としか思えなかったコレも、実際はちょうどIターンの為の就活(という名の旅行三昧無職)期間にあたり、かなり恩恵を受けました。
信州に越してからは渋滞の逆側なのでもう、大歓迎。 よくやった、自民党!(あ、違った)
それにしても「通行料が高くても皆が旅に出る時期(年末・GW・お盆)」を、対象から外すべきだったよねえ…
 
Wはそんな企画が無いなら無いで、「深夜割引」を使って今まで通り長距離旅行をするほうです。
でも一般の人は、「1,000円じゃなくなったらあまり遠出はしなくなる」のだそうで。
 
そのせいか、「19日で終了」と新聞に載ったその週末(6/4)は、ものすごい混みようでした。
その週に伯母が亡くなった為、6/4は午前中に東京へ向かっていたのですが……中央道の反対車線は凄まじいことになっていて……  思わず
 
  「何?FKSが爆発でもしたの?!」 ←今頃?
 
それでも迷わず東京に向かいましたけど。『首都脱出』かと思った。
この分じゃ、今週も凄そうですねー。
 
その前日3日は、夏コミの当落発表日でした。
メール速報で「おお、受かった!!」と思ったら、ほぼ不携帯な携帯に留守電が入っているじゃありませんか。
「○○姉さんに3日間くらい電話しても連絡取れないんだけど、どこか旅行かな?知らない?」
と、海外在住の叔母から…
 
亡くなった伯母は親戚一の酒豪で、旦那を亡くした子無しの一人暮らし。
なので、親戚唯一の「一人暮らし成人女性」である私が東京に住んでいた時は、しょっちゅう呑みに行ったり二人で温泉(宿で呑むだけの観光なし)旅行に行ったりしていました。あの頃は私もまだ呑めたので、二人一晩で1.5升は軽く干しましたね。伯母:私=6:4ですが。
 
なもので、この留守電を聞いた瞬間
 
 「あ…もうダメだ… ああ…とうとうやっちゃったか…」
 
それでも急いで次女の伯母に電話をし、長男である叔父に現場へ急行してもらい、結局は消防署を呼んで玄関のチェーンを切ってもらって…… (その間、兄弟従兄弟間で、電話やメールで情報交換しまくり)…… ああもう、私が高速かっ飛ばした方が早かったじゃん! 
これだから東京って……!!!
 
―――そんなわけで夏コミ受かりましたメールも翌日予定していた常念岳登山も放って、週末は東京で遺品整理や墓掃除をしていました   そしてこれから、遺産整理が始まりますが……

皆さん。
50を過ぎたら遺言状か、遺産がなくてもせめてエンディングノートくらいは残しておこうね
天涯孤独ならまだしも、これは死ぬ時の最低限のマナーだと思う、ホント。
 
しかし常日頃から「好きなだけ呑んでポックリいけたら最高だね」とお互い言っていた仲なので、「うまくやったな……!!」という感じです。
周りは長生きしてほしいって言うけれど、馬車馬タイプの人間に「余生」って厳しいんですよ。
 
 「もうやるべきことはやったんだから、後はさっさと死にたいね」
 「ホントにね。でもうまくポックリ行けるわけないって。倒れてうっかり助かって、寝たきりになったら最悪よ。」
 「健康第一だよねえ。値上がりしたし、あたしゃタバコやめるよ」 ←ホントにやめた。エライ。
 「うんうん。あたしも酒量減らすよ」 ←大嘘。

お互い男に頼らずフルで働き続けている女同士だからか、呑むとこんな話ばかりでした。
でも後ろ向きな姿勢の無い人だったから、「余生」にしても「蛇足」にしても「任うしたね!」って感じで。
サッパリした気分で泣けましたよ。
 
彼女には、哀しいとか悔しいと泣くよりも「おめでとう!」「人生お疲れ様!」と乾杯するのがふさわしい。
「私が死んだら偲び呑みしてくれ」と言われていましたが、言われなくてもそのように。
そんな人間に私もナリタイ。
 
いやでもおかげで私、三日酔いです……