Wの記録

Wこと天羽の趣味の記録。主に山と遺跡史跡。信州飲食店情報へはリンクの食べログIDから、サークルサイトはツイッター@Wistoria_Tからアクセスください。     (2019年9月Yahooブログより移転。それ以前の記事は画像がズレて読みにくいですが、とても調整しきれないので。。。)

初めての撤退

本日、やっと暖かくなりました。最高気温20℃。ありがたいことです。
そして天気図を見ると「これは久々に晴れる!」な感じ。
来週から新しい仕事が始まってしまうので、日曜ですがお山へGO☆

安曇野の朝はいつもモヤモヤでも、山の方はピーカン気味。よしよし。
今日は、前から狙っていたH2,600mチョイのプチ・マイナー山へ。
人も少なく、岩と渓流がステキなルートです。
 
しかし…お腹に力が入らず、なんか調子が悪い… スピードが出ない…
そのうち体が重くなってきたので、H800mくらい登ったところで引き返してしまいました……
全行程の標高差はH1,650m。たった半分で……というか、撤退自体、初めてだ…
 
理由はわかっているのです。
ここ2~3日、寒すぎました。
一体どういう体質なのか、いきなり寒い目に遭うと胃がストを起こします。何を入れても働かず頑なに沈黙するものだから、エネルギーが必要な登山ではもうヘナヘナ…… これがひどくなると、水を入れただけでドジョウ100匹飲んじゃったくらいに胃がバシャバシャ暴れて、何も食べられなくなります(でも食欲は減らない)。
ムリして登った後がコワイので、こういう時は大人しくUターン。

ちゃんと羽毛布団もファンヒーターも稼動させたのに、手足の冷たさがダメだったみたいですねえ。
大体、今朝も胃が震えるほど寒かった…
そうでなくても寒い時に根性なんかでやしませんわ。寒季の出力は、当社比で真夏の約3割。
私の登山シーズンは、もう終わりですな…
 
イメージ 1
そんなこんなで、本日の登山道→
 
このルートは距離の前半が緩やかな沢沿いなのですが、行ってみたら結構アップダウンがあり、「緩やか」と言っていいのかどうか…という感じ。
ハシゴやロープ・鎖などの整備は結構きちんとされているのですが…道も幅狭く、全体的に悪路チック。
イメージ 2←上の方は吊り形のハシゴ。
イメージ 3
右側の岩壁に作られた細い道を降りてきて、→
沢を渡ります。そう、アレ、道なんです。
イメージ 4
←ここも↑ここも、幅20cm無いですよ
  靴が1個、ようやく置ける道。右側は岩斜面。
 
テン泊装備でここを通れと言われたら、拒否です。
何が楽しくてそんなコト…
イメージ 5
沢と言うか、「渓谷沿い」ですね。
 
魚止めの滝。H1,300m→
この後、登山道は沢から徐々に離れ、急傾斜になっていきます。急坂、1時間くらいは楽しめました。
 
この白沢、名前の通り白い岩が川底を走り、上流の珪石系の崩壊岩が白砂となって溜まり、加えて水がとても綺麗なので、淵が淡~く碧色。
地図を見て「常念の一の沢ルートみたいなものかな」と思っていたのですが、こちらの沢は素晴らしかった…
上高地なんて話にならん。
イメージ 7
 
←決して新しくはありませんが、足場は大体どこもしっかりしてます(もちろん、渡る前の確認は必須)
これから整備する為か、道端に材木やネットが置いてありましたから、イメージ 610月後半には新しくなっているかも。
 
なぜ10月後半かと言うと…
 
例えば、全景が見えない大きな滝が1つありますが、その視界を遮っているのは全てモミジの樹。
 
ここを紅葉シーズンに散策したら、種々の滝と綺麗な渓流岩が紅葉に映えて、すごく良さそうなんです。
 
※散策気分で通れる道ではないですが…
 
色づき始めた樹→
 
しかし足元を見ると、紅葉どころか寒すぎてかなり落葉してました。
 
頑張れ……