寒くなってきました。
先週まで昼は35℃なんて異常な数値を記録していたのに、数日後の最高気温が21℃ってどうなんでしょう。
これだから、リンゴやブドウの美味しい土地って油断なりません……
「出不精で寒がり」の私は急いで灯油をスタンバイ。
そして、ふと気付けば日帰り登山ばかりで12年です。
こちらに引っ越してきてから、「年に1回くらいは泊まり登山しよう」と数箇所の候補をあげていたのに…。
とりあえず雪が降る前にと、急いでこのルートへ。
こちらに引っ越してきてから、「年に1回くらいは泊まり登山しよう」と数箇所の候補をあげていたのに…。
とりあえず雪が降る前にと、急いでこのルートへ。
★★★★★★★★★★常念岳(2,857m)&蝶ヶ岳(2,677m)(長野県安曇野市)★★★★★★★★★★★★
登山タイム(/標準CT):登り4時間25分(三股/6h50m)--縦走2時間半(/4h10m)--降り2時間5分(三股/3h20m)
標高差:常念登り-約1,520m/縦走-CRIME約420m:DOWN:約620m/蝶降り-約1,400m
距離:登り-7.2km/縦走-約4.5km/降り-6.3km--TTL約18km 出発地:三股P 条件:一人、1泊、晴&雨
登山タイム(/標準CT):登り4時間25分(三股/6h50m)--縦走2時間半(/4h10m)--降り2時間5分(三股/3h20m)
標高差:常念登り-約1,520m/縦走-CRIME約420m:DOWN:約620m/蝶降り-約1,400m
距離:登り-7.2km/縦走-約4.5km/降り-6.3km--TTL約18km 出発地:三股P 条件:一人、1泊、晴&雨
三股から始まる本沢のこのルートは昔からあり、以前の一ノ沢ルートと違って急坂の長丁場。
前常念と呼ばれるピークを経て、東側から山頂へアタックします。
そこから更に南に縦走をすると、蝶ヶ岳を経由して別道から出発地点に戻れるという、マイカー派には嬉しい地理。ここをただピストンする手はありません。
前常念と呼ばれるピークを経て、東側から山頂へアタックします。
そこから更に南に縦走をすると、蝶ヶ岳を経由して別道から出発地点に戻れるという、マイカー派には嬉しい地理。ここをただピストンする手はありません。
全行程のトータルで約18km、標準CT:14h20m、標高差は約2,000m。
早朝出発でチャレンジすれば日帰り可能範囲ですが、たまには山中で朝を迎えてみましょうかと…
早朝出発でチャレンジすれば日帰り可能範囲ですが、たまには山中で朝を迎えてみましょうかと…
松本から17km程で国営あずみの公園。その道を更に西に進むと三股林道が始まり、8km程走った終点が
←三股P。H約1,340m。奥の建物はトイレです。
8月は、この広いPも満車になるんだそうですよ…
※尚、三股林道は11月一杯まで、工事の為の通行規制をおこなっています(コメ参照)。
予定より1時間遅れましたが…
登山、スタート★
Pからジャリ道を登ると、10分(20m)で三股登山口→
H約1,360m。許可車両はここまで入れるようです。
トイレと登山届けポストと水場あり(混雑期はここも「届出してけ~」なスタッフが居る模様…)。
←更に50m進んで橋を渡ると三股分岐点。
ここを右折して、前常念を目指します。
急坂と言っても、燕のような小刻みなジグザグ急登。あそこほど整備されていませんが、木の根がよく張っていて登りやすく、キツすぎもせず、いい感じ。しょっぱな急坂って、好きだ……
上の方もこんな感じです→
←蝶ヶ岳方面への増水時迂回路との分岐点。
←蝶ヶ岳方面への増水時迂回路との分岐点。
こんな根の張り方をする木が多かったです。
このルート、途中に目安になるような「ポイント」はほとんど無いのですが、その代わりに「登山口から○km歩いた」という記しが色んな方法で置かれています。その中でも「コレはイイのだろうか…?」というのがこちら→
昔はこういうのが普通~にあったんですよね…
この直後に尾根に出て、急坂は終わります。
三股から2時間(3h30m)で尾根の先端。H約2,150m。
ここから岩場までは、尾根を緩く長く登り。
ぬかるみが多いです。
途中、前常念が顔を覗かせつつ↓
左手には、最後にアタックするアップダウンのある稜線
に「蝶槍」↓が…(左のトンガリです)
やがて岩場に出て、森林限界を超えると、珍しく下界が丸見え! ↓↓
ここでやっと人に出会いました。常念山頂までにトータル5人くらい&縦走では擦れ違い1人だけ。
ほとんど貸切状態。贅沢です。
そして、常念らしいステキな岩たちの、
魅惑的乱舞…… ↓→
ああ…
テンション上がる…
美しい…
しかし、段々ガスってきてしまいました。
地図にある「石室」→
緊急避難小屋のようですが、なんかコワい…
緊急避難小屋のようですが、なんかコワい…
←尾根出合から1時間25分(2h)で「前常念岳」。
H約2,661.8m。ここからのんびりと岩尾根です。
「こっちよ♪」な赤い丸印も少なくなってきたので、これ幸いと尾根のトップを岩伝いに。
山頂は霞んでしまいました→
途中、常念小屋へのまき道分岐がありますが、通行禁止↓(石に×印が)
今日はガスガスで何も見えないので、写真ナシです;
&時間押し押しの為、お社にご挨拶をしてすぐに出発。
このルートを選んだら普通は常念小屋に泊まるところですが…標高差400mを降りて、明朝またこれを登って
くるのは何だかとても無駄。第一、一度行った所にまた行くのもつまらない。「予定時間を割ったら常念小屋」と思っていましたが、休憩ナシでキリキリ走ればなんとか16時前には蝶ヶ岳ヒュッテに着きそうなので、少々の懸念はありましたが思い切って縦走へ出ました。
くるのは何だかとても無駄。第一、一度行った所にまた行くのもつまらない。「予定時間を割ったら常念小屋」と思っていましたが、休憩ナシでキリキリ走ればなんとか16時前には蝶ヶ岳ヒュッテに着きそうなので、少々の懸念はありましたが思い切って縦走へ出ました。
この常念から南に一気に400mほど降りるこの稜線が、岩岩でステキで……
前回の常念ではこちら方面がガスっていて見えませんでしたが、今日はほどよく見えてウキウキ☆
常念小屋の方と違って大きい岩がガツガツと並び、白い岩が織り成す最高の景色が堪能できます。
ここを通りたくて選んだルートです。ホントに。
ここらにテント張れたら幸せなのに…
↓誘導の赤い丸印、何故かここはイレギュラー多数…
←上の方はハートマーク。
これって、カラースプレー持ってきて自己表現した結果なんでしょうか… どうせなら、楽なルートはニコちゃんマーク・キツいルートは髑髏マークなど、違いを見せてほしかったですね。
この後、小ピークを2個越えるのですが、いつもガスでこの先を見たことがありませんでした。
今回岩場を越えてみると……
げげ…… 森林帯です……↓
私、事前に知りすぎるのもつまらないと思うので、雑誌とか地図についている冊子とかは一切見ません。
私、事前に知りすぎるのもつまらないと思うので、雑誌とか地図についている冊子とかは一切見ません。
なのでこれはビックリ。
2512mピークと2592mピークが、見事に森林……
最悪…
更に最悪なことに、いきなり東からスゴイ勢いで雲がズサ――――っとやってきて……
なんと、どしゃぶり!
(続く)