Wの記録

Wこと天羽の趣味の記録。主に山と遺跡史跡。信州飲食店情報へはリンクの食べログIDから、サークルサイトはツイッター@Wistoria_Tからアクセスください。     (2019年9月Yahooブログより移転。それ以前の記事は画像がズレて読みにくいですが、とても調整しきれないので。。。)

北ア?・雨引山(長野県) ~周遊ルート~

現在、「本気の登山準備」であるマイナー山巡業は休止中。
先月買った靴の「慣らしハイキング」をしております。

靴慣らしと言っても、本番に倣うそれなりの急坂でなければ意味がありません。
かと言って、いきなり2000m級で慣らすというのも批判が出そうなので…
大人しく低山で慣らしています。

その中のこんな山。

★★★★★★★★★★★★★★★雨引山(1371m、長野県松川村)★★★★★★★★★★★★★★★★★
登山タイム(休憩除く):登り1時間10分---降り43分
標高差:約450m  距離:約6km  出発地:雨引山登山口  条件:一人、日帰り、晴天
http://i.yimg.jp/images/autos/g/drive/components/blogparts/v1/YahooAutoRoutePlayerBlog.swf?ydrive_rid=RTtGII4trWOJP6qRijYw--&playSpeed=4&ydrive_pm=2&ydrive_psm=4&setupServices=http://bp.drive.yahoo.co.jp/DriveRouteGateway/V1/setupBlogparts&mapxml=http://bp.drive.yahoo.co.jp/DriveRouteGateway/V1/map.xml&ydrive_pro=0&mode=map&flashApi=http://i.yimg.jp/images/autos/g/drive/components/api/blogparts/v1/default/
※yahoo地図では「唐沢山」となってますが、雨引山です。西の「雨引山」となっているのが唐沢山。

この山。
低いくせに、何故かきちんと登山マップにルートが載っています。何故だ…
途中に「ロープ」と書いてもあり、等高線からは急坂っぽさが伺えます。岩場かな、岩場かなっ@
往路は尾根を2時間、復路は沢沿いを1時間25分のコースタイム。距離は短いけれど周遊ルートだし
足慣らしにはもってこい。

このあたりは「馬羅尾高原清流の森」となっていて、県道306から450へ右折する交差点を逆に左折すると樹高の高い森林地帯に入り、その道沿いにはマレットゴルフやキャンプ場などが点在しています。
 
本来はこのキャンプ場や林遊館のPに車を停めるのですが、更に行くと右手に脇道へ入る広い分岐があったので、そこに駐車。
 
イメージ 1ここから2分ほど更に車道を登ると、登山道入口→
が右手にあります。H約900m。
 
靴慣らし、開始!
 
イメージ 2
 
入口看板に「最初の40分は急坂です」とある通り、しょっぱなが一番スゴイ。「水グラスよりも先にメインディッシュが来ました」くらい、順番間違えてる感じ。
 
←急で真っ直ぐ。イイ、イイよこれ。
 
20分くらいで最初の鉄塔へ到着。そこから10分で2本目の鉄塔に到着。鉄塔の周辺は開けているので、東の下界や西の馬羅尾沢が見えます。そして登山道入口から40分で、造りかけの林道のような道との交差地点へ。↓
イメージ 3
 
 
 
そこから標識に従って登っていくと、チョイ急坂→半分降り→チョイ急坂→半分降り…のしつこい繰り返しが始まります。
なんと、山頂までずっとそんな感じ。
 
これだと標高差、トータル600m近くあるんじゃ……
 
この山、「雨」がつくから雨乞いとか愛宕に関係あるのかな~と思っていたのですが、遠からじ、「鋸山」でした。

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期待していた岩場は、地図上の「ロープ」となっていた
←「熊ノ倉岩」一箇所だけ。
 
左脇下も通れるようですが……
せっかくだから矢印に従って、岩の上へ。
 
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↑この黒看板には「滑落注意」とありますが、どこにも滑落するような場所は無いなあ……
 
と思っていたらこの岩、実はかなり大きくて、反対側→
が岩壁でした。(また降っちゃうのか……;)
 
でも、このロープ全然必要無い(笑)
 
大きな岩があるのはこの周辺くらいですかね…
 
期待ハズレ~

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しかも山全体の保水力が低いようで、土砂崩れ斜面多数…
 (帰りに下から見た斜面。往路はあの尾根筋を歩きました)→
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←その尾根筋。
 
左側、綺麗に削げ落ちています。
右側は元々無いです;
これって稜線って言うのか…??
 
登山道は黒い矢印のところ。
幅20cmくらい。
 
う~ん…妙義山より狭い。
 
大勢の登山者が訪れたら、即崩壊だろうな…という感じの登山道でした。
最初の急坂もそう、ストック野郎が数人登れば、あっと言う間にズタズタです。
 
まあ、低いしキツいし売りも何にもない山なので、登山人口は増えないことは確実ですが…
 
色々な意味を含めて、オススメしません、この山(--;)
 
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おっとー、カモシカと遭遇です。
 
人に慣れている…というよりは、人に滅多に出会わないから?か、興味津々という感じ……逃げません。
 
甚だしく害獣のニホンジカと違って、
ニホンカモシカは日本固有種で国の特別天然記念物 (ブツ?)で、保護動物。(でもやっぱり農家にとっては害獣)
長野県の「県の獣」(そんなのあんのか!)でもあります。
 
シカとついていますが、実はウシ科。
 
確かにモソっとしてて、鈍そう…→
仕方なく進むと、ドテドテと登山道を私の進行方向へ逃げていくし。
暫くするとまた立ち止まって、こちらをチラ見。これを3度くらいリピート。
 
「岩場斜面を走るのに適している」はずなのに、何故ずっと登山道を……
 
そういえば、復路の登山道にも奴の走った足跡が長々とついていました。
 
ふと空腹を感じ、「カモシカの肉って旨いんだろうか…」などと考えたからなのか、仕方ないので写真を撮ってやったからなのか、4度目でやっと脇斜面へエスケープ。

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登山道入口から休憩含めて70分。復路との分岐点です→
ここを真っ直ぐ。
 
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←道がだいぶ開けてきました。
 陽射しが痛い…;

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遠くに見える白い山は…→
後立山連峰でしょうか。
 
美しい……
 
こちらは松本よりもだいぶ北。
まだまだ残雪が多いですね。

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←分岐点から15分ほどで、山頂到着☆ 
 H1371m。
 
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その先の右手に小さい祠があったので↑、ここで無事到着の御礼。
熊野の那智山の修行団体が奉納したお札がありました。

ところでこの祠、登山者が来る方向ではなく、登山道のさらに先を向いています。

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祠の向いている方向を見ると……   おや?
 
                遠くに鳥居が……
 
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     お?
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          おお~!
 
     見晴らし場です!
 
低山なのでそう素晴らしい景色では無いですが……
 
下に見えるは池田町と松川村大町市の境あたり。流れているのは白線流し高瀬川
 
そうすると……
 
この鳥居の向いている方向って、仁科神明宮の辺り…??

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鳥居の扁額を見ると、
さきほどの祠は「大和田神社」のようです。
 
この鳥居前にベンチが設置されてます。
さきほどの「雨引山」という白い看板のある地点が山頂だと思ったのですが…
 
← 看板もあるし、「ここが山頂」だよね……
 
今日の下界は20℃くらいの予報でしたが、山頂は16℃。
さわやかです。
 
しかしお参り以外に大した用は無いので、いつもの通り5分でさらば。

さあ、いよいよ問題の降りです。ここからが真の靴慣らし、本・番!

新しい靴の威力を試させてもらおうではないですか☆

まずは山頂から分岐まで7分(15分)。
これは往路も通った、比較的緩やかな展望のいい道です。もう、走れる走れる。

分岐から峠までは5分(10分)。
開けた急斜面の狭い道をつづら折に駆け下ります。
狭い上に斜面から出ている低木(植林したて?)が道を遮るので少々通りにくく、斜面も崩れ易いので初心者滑落の度合いは高そうです。要注意。

峠からは森林地帯に入り、ところどころに沢が出没しますが、やがて林道と合流。
そこからアスファルト舗装の緩やかな沢(超綺麗!)沿いの道をごんごん降りて… 

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あっと言う間にゲート到着 →
 
峠からゲートまでは23分(40分)でした。
 
( )内がコースタイムです。



なんてことだ…

爪があたらなければ、降りはコースタイム50%OFFが可能だったとは…―――;;


それでもやはり降りは大嫌いですが、これであんなルート(降りが急坂)やこんなルート(長距離)が日帰りで行けると思うと、高価(私にしては)な靴を買った甲斐がありました。

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ゲートの前は、元の車道林道です。
ここを矢印方面に降れば、10分でスタート地点の雨引山登山道入口。
 
点線に従って真っ直ぐ行けば、
「とあるお山」の登山口へ―――。
 
次はいよいよ、アレですかね…