奥多摩三大急坂の中でも「ダントツトップ」と噂されるこの大休場尾根(おおやすんばおね)は、短時間で山頂へ行ける為か初心者コースとされていて、山も低く最初は楽なのですが、途中の急斜がすんごい為に「奥多摩三大急坂」に入っているようなんですね。
しかしよく調べると、すごいのは安寺沢から尾根へ出る斜面だけ。
確かにその斜面の斜度はスゴイのですが、登山道自体はジグザグ路で急斜ではなさげ。
そのジグザグ路の幅が狭いため、且つ初心者がよく登る為、足を踏み外して滑落する人が多い、と。
つまり「登山道の斜度」としては、大したこと無さそうなんです。
確かにその斜面の斜度はスゴイのですが、登山道自体はジグザグ路で急斜ではなさげ。
そのジグザグ路の幅が狭いため、且つ初心者がよく登る為、足を踏み外して滑落する人が多い、と。
つまり「登山道の斜度」としては、大したこと無さそうなんです。
―――行ってきました。
★★★★★★★★★★★★本仁田山(1224.5m、東京都西多摩郡奥多摩町)★★★★★★★★★★★★★★
登山タイム(休憩除く)(/標準コースタイム)
:登り2時間20分(大休場尾根)(/2h30m)---降り2時間(杉ノ殿尾根)(/1h35m)
標高差:約900m 距離:約8km 出発地:奥多摩駅 条件:3人、日帰り、晴天
http://i.yimg.jp/images/autos/g/drive/components/blogparts/v1/YahooAutoRoutePlayerBlog.swf?setupServices=http://bp.drive.yahoo.co.jp/DriveRouteGateway/V1/setupBlogparts&mapxml=http://bp.drive.yahoo.co.jp/DriveRouteGateway/V1/map.xml&ydrive_rid=RT7wYc3tzWOJIZe07rGQ--&playSpeed=4&mode=map&ydrive_pm=2&ydrive_psm=4&flashApi=http://i.yimg.jp/images/autos/g/drive/components/api/blogparts/v1/default/&ydrive_pro=0
登山タイム(休憩除く)(/標準コースタイム)
:登り2時間20分(大休場尾根)(/2h30m)---降り2時間(杉ノ殿尾根)(/1h35m)
標高差:約900m 距離:約8km 出発地:奥多摩駅 条件:3人、日帰り、晴天
http://i.yimg.jp/images/autos/g/drive/components/blogparts/v1/YahooAutoRoutePlayerBlog.swf?setupServices=http://bp.drive.yahoo.co.jp/DriveRouteGateway/V1/setupBlogparts&mapxml=http://bp.drive.yahoo.co.jp/DriveRouteGateway/V1/map.xml&ydrive_rid=RT7wYc3tzWOJIZe07rGQ--&playSpeed=4&mode=map&ydrive_pm=2&ydrive_psm=4&flashApi=http://i.yimg.jp/images/autos/g/drive/components/api/blogparts/v1/default/&ydrive_pro=0
スタートはJRの東京最西端、奥多摩駅(JR青梅線)。電車は全部青梅停まりなので、青梅から先は「奥多摩線」だと思っていました…車両は中央線と同じ最新型です(しかし乗り降りの際はボタンを押さないとドアが開きません)。奥多摩へはいつも車なので、駅に入るのも初めてです。
と言っても今日も、車です。この奥多摩駅で待ち合わせ。実は今回珍しく、幼馴染みのM嬢とその同僚のY嬢との3人パーティなのです☆
なので登山計画書もきちんと作製し、駅で提出。奥多摩はどこからでも登山できるので、各駅に提出箱があります。
これが駅に設置されている提出所→
筆記用具は要持参。
と言っても今日も、車です。この奥多摩駅で待ち合わせ。実は今回珍しく、幼馴染みのM嬢とその同僚のY嬢との3人パーティなのです☆
なので登山計画書もきちんと作製し、駅で提出。奥多摩はどこからでも登山できるので、各駅に提出箱があります。
これが駅に設置されている提出所→
筆記用具は要持参。
改札を出て右へ。真っ直ぐ行けはISO取得?の石灰か何かの工場(右の白い建物)ですが、ここは左へ降って、日原川(にっぱらがわ)を渡る橋へ(黒い↑の方向)。
因みにこの分岐の左側に自動車が並んでいますが、これが町役場の無料駐車場。観光案内には「あいていればここに停めていい」と書いてあります。ここが満車なら、徒歩2分くらい離れた氷川キャンプ場の町営有料駐車場(\700/日。キャンプ利用者優先)へ。週末は大体、満車のようです。
今日は9時頃来て、余裕で停められました。
平日万歳☆
因みにこの分岐の左側に自動車が並んでいますが、これが町役場の無料駐車場。観光案内には「あいていればここに停めていい」と書いてあります。ここが満車なら、徒歩2分くらい離れた氷川キャンプ場の町営有料駐車場(\700/日。キャンプ利用者優先)へ。週末は大体、満車のようです。
今日は9時頃来て、余裕で停められました。
平日万歳☆
橋を渡ったら、右折。左手の高みに日原街道を見ながらアスファルト道路を下り、2度目の橋を渡ると、橋の下に「氷川国際マス釣場」が見えます。
実は私、常日頃から気になっています(脱線します)。
なぜ、マス釣り場には「国際」とつくモノが多いんでしょう。
「国際」とつかない釣り場との違いは何なのでしょう。
国際大会を開催するに必須の条件を満たしていると「国際」と冠することができるのか、
それとも「国際マス釣場」というブランドや企業なのか…―――
ホテルのように「何となくノリで国際とつけてしまった」というのもあり得るかもしれませんが、「国際キャンプ場」や「国際アスレチック広場」は無いのに、なぜよりによって「マス釣り場に国際」なのか…
気になります。
もの凄く。
なぜ、マス釣り場には「国際」とつくモノが多いんでしょう。
「国際」とつかない釣り場との違いは何なのでしょう。
国際大会を開催するに必須の条件を満たしていると「国際」と冠することができるのか、
それとも「国際マス釣場」というブランドや企業なのか…―――
ホテルのように「何となくノリで国際とつけてしまった」というのもあり得るかもしれませんが、「国際キャンプ場」や「国際アスレチック広場」は無いのに、なぜよりによって「マス釣り場に国際」なのか…
気になります。
もの凄く。
それもともかく。
マス釣場を過ぎてからも、アスファルト道路を通成りに進みます。その先に初めて標識が出てきました。
そこを右折すると、扱いは林道のようですがアスファルト舗装の上り車道です。
実はショートカットがあるのですが、地図で見る限りそれは恐らく林業作業路で急傾斜。標識も出ていないので、大人しくアスファルト林道を登った方が無難です。
そこを右折すると、扱いは林道のようですがアスファルト舗装の上り車道です。
実はショートカットがあるのですが、地図で見る限りそれは恐らく林業作業路で急傾斜。標識も出ていないので、大人しくアスファルト林道を登った方が無難です。
道沿いを40分ほど進むと、安寺沢(あてらさわ)の集落へ入る標識が出てきます。このルートに迷うような箇所はありませんが、ここの標識→に従って登っていくと、人の家に入っちゃうんじゃないかと思うような道で戸惑います。
でも、それで合っているのだ…
実際、人様の家の真横をナメて行きますので、静かに……
←そしてこの階段を登ったら、あの標識を右折。
ここから杉植林の「山」です。
いよいよ、噂の急坂開始です!
―――と思ったのに…
ど…どこが…??;;
でも、それで合っているのだ…
実際、人様の家の真横をナメて行きますので、静かに……
←そしてこの階段を登ったら、あの標識を右折。
ここから杉植林の「山」です。
いよいよ、噂の急坂開始です!
―――と思ったのに…
ど…どこが…??;;
確かに急斜面だけど木も多く、ジグザグは結構小刻み。道幅は一人分ギリでもしっかりしています。これなら、稲村岩尾根のジグザグ斜面の方がすごいような(大きくジグザグで木は少ないし、足場ももっと狭くてやわい)……。
どちらもフクラハギの伸びようはスゴイですが―――滑落の危険度としては、稲村岩の方に軍配を挙げたいと思います。
どちらもフクラハギの伸びようはスゴイですが―――滑落の危険度としては、稲村岩の方に軍配を挙げたいと思います。
さて、安寺沢から30分で大休場尾根の先端に出ました。尾根に出ると、涼しい風が吹いてきます。休憩には丁度いい広さ。
←尾根はこんな感じで、これまた稲村岩尾根より緩~い感じ。
実際、ちょっとジグザグしていて段差もそんなにありません。
しかも、結構すぐ終わってしまう……
花折戸尾根との合流点を過ぎたら……
あれ?もう山頂??;;↓↓↓
大休場尾根の先端から1時間弱で到着しちゃいました…
日当たりも良く、適度な広さ。
今にも潰れそうな屋根付きベンチは無視して手前の岩に腰掛け、ランチ休憩30分!
東には青梅他が遥かに見渡せます。
今日の奥多摩(下界)は最高気温32℃。本仁田山は低いので山頂もそんなに涼しくないですが、果たして都会は……
あ!あれは…
←←富士山だ!!
木々の合間の向こうに微かに、あの見慣れた形が……
うわー奥多摩から富士山見たの初めてですよ。
さすが梅雨明け☆
でも、雪の無い富士は、ちょっと、見えてもあんまり……
ねえ…
←尾根はこんな感じで、これまた稲村岩尾根より緩~い感じ。
実際、ちょっとジグザグしていて段差もそんなにありません。
しかも、結構すぐ終わってしまう……
花折戸尾根との合流点を過ぎたら……
あれ?もう山頂??;;↓↓↓
大休場尾根の先端から1時間弱で到着しちゃいました…
日当たりも良く、適度な広さ。
今にも潰れそうな屋根付きベンチは無視して手前の岩に腰掛け、ランチ休憩30分!
東には青梅他が遥かに見渡せます。
今日の奥多摩(下界)は最高気温32℃。本仁田山は低いので山頂もそんなに涼しくないですが、果たして都会は……
あ!あれは…
←←富士山だ!!
木々の合間の向こうに微かに、あの見慣れた形が……
うわー奥多摩から富士山見たの初めてですよ。
さすが梅雨明け☆
でも、雪の無い富士は、ちょっと、見えてもあんまり……
ねえ…
そんなこんなでほぼコースタイム通り、休憩入れて2時間40分で大休場尾根を修了。
登った感触で言わせてもらえば、大休場尾根ルートは物足りなかったです。もの凄く。
尾根に出るまでの急斜面は確かにいい感じですがすぐ終わってしまうし、肝心の尾根はそんなにというか全然で、私にとっては何だか普通の登山道。あああ物足りない…もの凄く。
下の詳細地図のグラフを比較すると、稲村岩尾根ルートより大休場尾根ルートの方がすごいように見えますが……グラフの高さは標高差に比例していないし、地図上のルートの非精細さを考えると、何とも言えない状態です…。好みにもよるかもしれないし……う~ん……
いやもう、言っちゃいましょう。
尾根に出るまでの急斜面は確かにいい感じですがすぐ終わってしまうし、肝心の尾根はそんなにというか全然で、私にとっては何だか普通の登山道。あああ物足りない…もの凄く。
下の詳細地図のグラフを比較すると、稲村岩尾根ルートより大休場尾根ルートの方がすごいように見えますが……グラフの高さは標高差に比例していないし、地図上のルートの非精細さを考えると、何とも言えない状態です…。好みにもよるかもしれないし……う~ん……
いやもう、言っちゃいましょう。
大した事ありませんでした!
でも、訓練としてはこちらもオススメ。雨の日にここを降るのは絶対ゴメン!という点では、遜色の無い急坂です。まあ「初心者コースの割には傾斜がキツイ」、ということで。
しかし初心者でないはずのM&Y嬢コンビ(稲村岩尾根は未経験)は、「キツかった」「こんなの初めて」「もう来ない」とか言っています(笑)
「コースタイムを順当にキレれば、復路はここから川苔山へ行って百尋の滝の方へ」と思っていたのですが、Y嬢の疲労が強いようなのでここから鳩ノ巣駅へ降りることにしました。
「コースタイムを順当にキレれば、復路はここから川苔山へ行って百尋の滝の方へ」と思っていたのですが、Y嬢の疲労が強いようなのでここから鳩ノ巣駅へ降りることにしました。
鳩ノ巣へ降りるルートは、「大根ノ山ノ神」へ行ってみたかったので瘤高山を経由する杉ノ殿尾根を選択。ここもいい傾斜です。靴擦れもあるようなのでゆっくり下山します。
この「大根ノ山ノ神」、中々の傾斜の登山道が終わると突然広場に出るのですが、その広場の口(白い←の先)に祠があります。なんか、この広場でお祭りできそう……
本仁田山はよくある杉植林の山ですが、この周囲の杉は貫禄があります。
祠は小さいですが、流造に千木・鰹木もついている凝ったもの。
お供え物がゴチャゴチャと置かれ、扉は開きっ放し(^^;) 祠の中には「奉再建奥山祇大明神」「奉鎮座遷宮山祇明神」の札が。千木は男切り、大山祇神をお祀りしているようです。
こういう祠って普通は山頂に置かれるのですが、なぜこんな中腹に??と不思議でした。しかし改めて地図の等高線上で見たら、「大根」という名称とともに何となく「なるほど」です。
本仁田山はよくある杉植林の山ですが、この周囲の杉は貫禄があります。
祠は小さいですが、流造に千木・鰹木もついている凝ったもの。
お供え物がゴチャゴチャと置かれ、扉は開きっ放し(^^;) 祠の中には「奉再建奥山祇大明神」「奉鎮座遷宮山祇明神」の札が。千木は男切り、大山祇神をお祀りしているようです。
こういう祠って普通は山頂に置かれるのですが、なぜこんな中腹に??と不思議でした。しかし改めて地図の等高線上で見たら、「大根」という名称とともに何となく「なるほど」です。
ここからは更に緩やかな降りとなりますが、他の山に比べればやはり急。鳩ノ巣駅に着いたのは、コースタイムを大幅に下回る2時間半後でした。
ここでY嬢は疲労の為、離脱。そのまま東へ行く電車に乗って、ご帰還です(涙)
ここでY嬢は疲労の為、離脱。そのまま東へ行く電車に乗って、ご帰還です(涙)
M嬢と私は車のある西の奥多摩駅へ戻って、定番の温泉へ☆
すいていればいつもの「もえぎの湯」でもいいのですが、せっかく車だし「いい温泉らしい」と聞いたので、山梨県へ入ってみました。
丹波山のめこいの湯
10-19:00(受付。時期により変動)。木曜定休。\600/3h。掛け流し。露天・サウナあり。
このサイトのインターネット平日割引で-\100/人。
お湯はヌルっとするけれど、単純硫黄泉で若干の硫黄臭アリ。強アルカリ(PH9.6!)の為、お湯の中で
も肌がキュキュっとします。「のめこい」というのはここの方言で「ツルツル・スベスベ」という意味なんだ
そうな。確かに、超絶ピーリングです……!肌の弱い人はご注意を!!
しかし新しいだけあって洗い場・脱衣所も広いし設備もアイテムも整っていて、これは快適ですねえ~☆
ここの食事処のヤマメ料理もおいしそう(しかし営業は16:30まで……)。
10-19:00(受付。時期により変動)。木曜定休。\600/3h。掛け流し。露天・サウナあり。
このサイトのインターネット平日割引で-\100/人。
お湯はヌルっとするけれど、単純硫黄泉で若干の硫黄臭アリ。強アルカリ(PH9.6!)の為、お湯の中で
も肌がキュキュっとします。「のめこい」というのはここの方言で「ツルツル・スベスベ」という意味なんだ
そうな。確かに、超絶ピーリングです……!肌の弱い人はご注意を!!
しかし新しいだけあって洗い場・脱衣所も広いし設備もアイテムも整っていて、これは快適ですねえ~☆
ここの食事処のヤマメ料理もおいしそう(しかし営業は16:30まで……)。
さて、まとめ。
<奥多摩三大急坂の順位> by W