発掘された日本列島2009

いつもの季節になりました。
毎年恒例、文化庁主催の考古速報展が今年も行われます！(多分)

……毎年毎年思うのですが、開催報知がメチャクチャ遅いです、文化庁。
いまだに2008の宣伝アイコンをＨＰトップに貼り付けてるし…
速報展専用のＨＰも無いし、友の会みたいなものもない。
各博物館等が「○日から△日まで、速報展やります！」って予告してくれないと、
まるでわからないのです。毎年、東京展示の時に全容が明らかになるくらいで、事前に全日程を掴むのは至難の技。

大体、運営団体の募集を２月にやってるくらい呑気だから、巡回日程も６月にならないと決まらないんだろうな…お役所だしのう。

おお、今年は東京展示が早まりましたよ？
夏休み中に、東京・大阪の２館で開催する為ですね。イイことだ！
巡回予定は、随時UPしますね☆

<開催予定＞
09' 6/20～　8/ 2　江戸東京博物館（東京・常設展示内の特別企画展）
09' 8/13～　9/23 近つ飛鳥博物館（大阪南河内郡河南町）
09'10/3　～11/ 9　高知県立歴史民俗資料館 (高知県南国市)
09'11/20～12/27 さくら市ミュージアム (栃木県さくら市)
10' 1/16～　2/28 安城市歴史博物館 (愛知県安城市)

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展示見に行ってきたので、今年の目玉を少々。
　←Ｗ的メインは、長野の北部・「柳沢遺跡」！！
　　　出土は2007年後半、やはり展示に時間かかりましたね。
九州型と近畿型の青銅器が埋納されていたという、何だか「出雲」を連想させる遺跡です。しかもこの北信州には、出雲発祥？とされる四隅突出型墳丘墓らしき墓もアリ…
　
しかし、主催側としてはメインは和歌山の「岩橋千塚古墳群：大日山35号墳」だった模様。と言うより、入口のあのスペースを大型埴輪で彩るのが定番になってきているようです。こちらは、出土部分と想像部分をきちんと色分けして復元してますね。やはりこうでなくては…！

↑この埴輪の頭部、上から見ると装飾古墳の模様(双脚輪状紋)の形をしてます。冠をモチーフにしてたのか！ということでカタがつきそうです。

特別展示は「平城京・大極殿」。
おかげで「せんと君グッズ」がミュージアムショップで巾をきかせておりました。