コロナの影響か、たった3館での巡回となりました、2021年速報展!
東京都江戸東京博物館 | 6月5日(土)~7月4日(日) |
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苫小牧市美術博物館 | 7月31日(土)~9月12日(日) |
群馬県立歴史博物館 | 10月9日(土)~11月21日(日) |
東日本オンリーか・・・
ウポポイ(白老町)再訪予定だったので苫小牧の会期に合わせたかったのですが、FDAのスペシャル運賃は7/15までしか無くて・・・ というか、観光シーズンまっさかりの北海道(人多い、ホテル高い)になんて行きたくない(><)
よって、今年は群馬です! ※事前予約制
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行ってきました群馬展示!
会場は高崎市の最東端にある「群馬の森」の、群馬県立博物館。
開館15分前についてしまったのでPからゆっくり向かっていたら、見学にきたらしき小学生の団体と歩みが重なりました。マズい。。。この後の予定が詰まっているので先に入らねば 幸い入館前に注意事項を屋外で先生が述べていて、お先に。
企画展示は¥800ですが、この値段で常設展示(¥300)も見られます。入館して検温・記帳した後は、まっすぐ企画展示へ。
最初は、今年から始まった新企画「我がまちが誇る遺跡」。
「地域の個性的な遺跡」や「魅力的な遺跡」を各地方公共団体が提案して展示するコーナーだそうで、市原市(千葉)、福山市(広島)、山口市が、各自テーマに沿って複数の遺跡を紹介。 ↓↓やはり瀬戸内の備後福山に目が行ってしまう・・・↓↓
左のガラス玉は4~5Cに東ローマ帝国で生産(推定)!↑↑
「速報」だと断片的ですが、こちらは発掘や研究がかなり進んだ時点のその市町村の遺跡の「総合的な展示」になるので、ヒトの定住から古代の発展まで、時には仏教文化までと、とても濃い。。。更にカタログでは、展示よりも熱い詳細記事となっていて、読み応えがとんでもないことに(笑)
「速報展」という趣旨には合ってない気もするけれど、地方の遺跡がまとまって巡回展示することなんて滅多にないし、「速報で昔見たあの遺跡」のその後とか好きなエリアが出てくれたら凄いラッキーですね。信州中野市も、ぜひ参加してほしい!
この後に「速報展」↓↓
コロナで激少だった去年よりかなり増えてる! 現場の展示もわかりやすい配置
このMAPには凡例無いけど、橙丸が縄文時代、青丸が弥生時代、赤丸が古墳時代。展示のパネルや解説プレートもこの色で統一。
下ヶ戸貝塚(千葉県我孫子市)↓↓ 相変わらず謎な縄文耳飾り・・・↓↓
今まで見た解説パネルの絵(←結構下手)からピアスみたいに通すものだと思っていて、かなり大きくてコワ!とか思っていたけれど、どうやらイヤーカフと同じ付け方のよう。いやでもこれは、カフの開いてる部分が無い完全な輪だ・・・ ↑↑
これもナゾな異形台付土器↑↑ 香炉?空洞土偶?? ↑↑弥生の四日市遺跡(大分県) 弥生土器も朱塗り多い。赤いのはあんまり好きじゃないけれど・・・こちらの弥生土器は文様入ってて綺麗↓↓(高崎競馬場遺跡)石斧の先端すっごい鋭利!
まあ私は弥生時代好きですが、縄文時代や↓↓古墳時代と比べると相変わらず、地味。
↓↓志布志湾沿岸地域の古墳群(鹿児島) 牟田辺遺跡(佐賀県多久市)↓↓
古代(奈良時代)は薩摩遺跡(奈良県)のみ・・・↑↑ 鉛釉陶器とため池構造
もちろん中世・近世はいつも通りスキップ。
次は例の「記念物100年」↓↓ 各地の「史跡・名勝・天然記念物」のパネル展示。
これの遺跡も、年代別に色分けしてほしいな・・・↑↑ 弥生時代は淡路の舟木遺跡のみ。
最後は「地域展示」↓↓ この色分けは速報展に準じてないし↓↓
この後ここの常設展をじっくり見る予定だったので地域展は軽く流し、いつも通りカタログを買って、終了。
年々規模が小さくなっていく速報展ですが、これに合わせて「神社遺跡巡り旅行が強制的に年イチ出来る」という仕組み、出不精のWは助かってます。来年も期待★