「入山税か協力金か…遭難相次いだ北ア巡り議論」
大型連休中に北アルプスで山岳遭難が相次いだことに絡み、長野県の阿部知事は11日の記者会見で、登山者に税を課す「入山税」導入の是非について、「費用負担をどうするかは、色々な意味で課題」と述べた。
入山税を巡っては、昨年9月の信州型事業仕分けで山岳遭難関連の経費を対象にした際に議論になり、厳しい財政状況や遭難者の大半が県外者であることから、入山税など新たな財源を考えるべきとの指摘が出た。
阿部知事は「県として安全を守ることはやっていかなくてはいけない」としたうえで、「山岳にかかわる経費は色々あり、税が良いのか、協力金が良いのか幅広く議論する必要がある」との認識を示した。
(2012年5月12日18時40分 読売新聞)
遭難救助
元々ワタクシ、おかしいと思っていました。遭難救助が無料だということに。
日常生活の危険に対して国が国民を保護救助するのは税金の範囲かと思えますが、危険度の高いレジャーに対してまで全面頑張る必要があるのでしょうか。甘やかしすぎです、日本。
「民間ヘリだと有料だけど、県警だと無料!」なんて甘えが、軽装登山や無保険の大バカ者を増やすのです。
いい機会です。最低でも「遭難者に実費請求」しましょうよ。その為に法を改正するか特別法を作るかして、エリアを定めて「ここから先の救助は有料よ」と提示し、救助活動は民間に委託。。。。そうすれば、山屋も職にありつける。
保険もね。「軽装による事故の場合は保険金減額」とか、もっと厳しくしましょうよ。なんでアイゼンを携帯しないで雪渓で滑落した愚か者に保険料が全額支払われるのか、互助保険(その年の事故実績が多いと掛金が追加される。少ないと追加はナシ)の報告書読んでると腹立ってしょうがない。
参考記事 「自己責任なき山歩きの横行を許すな」(
あまりにもワタクシの思いそのままの記事だったので、後付けリンク。
そう、「遭難は恥」!「自力で降りて来い」当たり前っ!!@(><)b
<代表的な山岳保険>
●JMA http://www.jma-sangaku.or.jp/kyosai/insurance/type/ ☆タイプが選べて便利。
※プランによっては「遭難救助費用だけ」だったり「危険登はんを含まない」だったりするのでよく読むこと。
ツアー参加の場合は、1回限りの保険が含まれているかどうか必ず確認!
言っておきますが、マジ遭難したら保険なんかで全部はカバーできませんよ。
一番オススメなのは、「遭難しないよう最高の準備をして万全の知識と能力を備えること」です。
それすら出来ないなら、里山でもうろついてろ!=3
入山料 (「税金」なんて考えはやめてほしい…)
良いと思います。
登山道やPの整備、トイレ設置、清掃、管理、情報発信……人手もお金もかかっているのに、登山者がそれに対して何も支払わないというのはやっぱり甘やかしだと思うので。大体登山者は、装備などにお金はかけるけど、地元にはお金をあまり落としていかないジャンルの人たち。それが遭難したりゴミをポイ捨てしたり、駅の床やベンチで寝たり、大量におしかけて渋滞をひき起こしたりするのだから……地元にとっちゃほぼ迷惑。
なにも信州に限ったことではありません。名のある山だけの話ではありません。
里山だって誰かが管理していて、周囲に誰かが住んでいるんです。
世知辛い話かもしれませんが、今まで「国の土地」「神の土地」だったところも明治時代以降は所有者が決められ管理され、個人所有でなければ国有地です。日本は私有地に侵入しても「こんにちは」で済みますが、外国のほとんどの国では、いきなり撃ち殺されても文句は言えません。
山菜採りの方たち、その山は誰の山だかご存知ですか? 国立公園なら採取禁止ですよ~?
山にも神社にも言えることですが、ソレを本当に愛しているなら、「お邪魔させて戴いている」という心構えを忘れないでいたいものです。
↓つまり、「自分はベテランだと勘違いしてる大人」が一番厄介だ、と。