Wの記録

Wこと天羽の趣味の記録。主に山と遺跡史跡。信州飲食店情報へはリンクの食べログIDから、サークルサイトはツイッター@Wistoria_Tからアクセスください。     (2019年9月Yahooブログより移転。それ以前の記事は画像がズレて読みにくいですが、とても調整しきれないので。。。)

●奥多摩山岳遭難事故…

クマ対策で調べた時に関東の山岳遭難事例をたくさん見たんですが……
私にとって山岳遭難というのは「アルプスなど2500m級以上の山での話」でしたので、
まさか奥多摩や丹沢如きでこんなに発生しているとは思っていませんでした。
色々ありますねえ。

たった10mの滑落で死んだ人もいれば、200mも滑落して無事だった人も居る。
遭難して救助要請もできず4日後にたまたま釣り人が発見して助かったラッキーな人も居れば、
山頂目前で心筋梗塞クモ膜下出血で死んだ不運な人、
キノコ採りや山菜採りで迷ってあわてて転んで怪我したウカツな人、
そして前方にクマがいるのに沢登りを強行した為、後ろから襲われた変な人も――――

  #そういえば、自殺しに来る人も多いようです。
    迷惑だから、それ、かなり迷惑だから。どこでやっても迷惑だからっ。
    事が事だけに関係者はビシっと言えないようですが、一番の問題は……
    お前の死体、誰が片付けると思っとるんじゃボケ―――っ!!(→警察です/涙)

しかしホント、奥多摩には「おいおい…」なのが沢山います。さすが東京。
特に多いのが、たかが挫いたとか暗くなったくらいで、気軽に救助要請する人たち。
普通は頑張って自力下山しますけどね。携帯時代の弊害ですかね。
みんな私みたいに、「日原街道に入った時点で圏外」なら良かったのに。

転んじゃった、迷っちゃった、それは仕方ないです、確かに。
でも彼らのマズい点は「最悪の場合を想定しての下準備」をまるでしてないってことなんです。
  挫いちゃった→→→固定法も知らない。その為の包帯なども持ってきてない。
  暗くなってきた→→無理な計画を立てている。なのにランプも持っていない。
他にも、熊除けのスズも持ってない、救急用具も(絆創膏すら)持ってない、応急手当も知らない、
地図を持ってない(←言語道断!)、非常食も用意してない……etc.

それに「疲労の為動けず、救助要請」なんてのもあるんですよ―――;;(--;)
救助隊サマをタクシー代わりに呼びつけるとは、いい度胸だ#
そのヘリ、税金使われてるって知ってるか……?!

まあ、熱中症の可能性もありますから、無理しない事も肝要とも言えますけれども…
救助隊の方が去年かな、本を出したらしいです。それを読めばわかります。
青梅署のサイトにも
  「登山に必要な体力、持久力の不足」「自然の脅威に関する知識不足」
  「サバイバル技術の不足」「何事もリーダーまかせの他人依存型登山」
と書かれる程、奥多摩の登山者ってヒドイです(T^T)
一般人の私だって言いたい。

  山をナメるな
  体調管理してから来い
  体力作りしてから来い
  消防署の救命講習くらい、受けて来いっ!!

奥多摩消防署山岳事故発生状況(東京都)
  H10~18→http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-okutama/saigai/okutama-saigai01.html
  H19~  →http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-okutama/saigai/taikendan2007.html#h191014
  H20~  →http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-okutama/saigai/taikendan2008.html#h200715
青梅警察署山岳救助隊活動状況(東京都)
  →http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/9/ome/05sangaku/01sangaku.htm