数ある格闘技マンガの中では、これが一番好きです。
あ、『北斗の拳』は格闘技マンガではありませんから。
念のため。
幼い頃、祖父から八極拳を学んだ主人公・拳児。
成長して在日中国人から正式に学んで腕を磨き、
やがては中国へ行って行方不明になった祖父を捜す、というのが荒筋。
絵が暗くてリアル系で最初は少しギョっとしましたが、
読むにつれてどんどん慣れ、この絵がまたイイのなんのって!!という程に。
ストーリーには恋愛もお遊びもありません。
ジャンプならばクソ熱い男の友情世界になろう場面も、至ってライトな描写に。
拳児の拳法家としての成長と「八極拳とは」が全て。正統派です。
余談ですが。
この漫画を読んだ後、セガのゲーム「バーチャファイター」がアニメ化。
八極拳使いの主人公が、北斗七星の横に星を見てました。
八極拳って、そういう拳法じゃないから。
念のため。
全21巻。