発掘された日本列島2015
ふう、やっとチェックできました・・・
ここのところ毎年見逃している、全国版速報展です!
<開催予定>
8/ 1(土) ~ 9/ 6(日) 富山県埋蔵文化センター(富山市)
やった!富山に来る!!
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というわけで、行ってきました富山展。
毎年毎年「旅行がてら見に行こう」と思っているのに、時期的に山と冬コミの原稿に没頭している間に開催期日が過ぎてしまうので、ようやく初めての遠征観覧です。。。
場所は↓↓富山市の富山県立埋蔵文化センター
確か東京では、1,000円以上の入館料を払った気がするんだけど・・・
「21回目を迎える今回はからは(中略)協力体制を一新し、新たな体制で臨むことにしました」「広報にもより一層の強化を図っています」
へえ~。だったらそろそろ専用のサイトが出来るかな?出来るよね?
掲示物の見易さは段違いに良くなってきていますしね。
開催地がどんどん減って先細りかと思ったこの事業、ちゃんと続いていくようでひと安心です(笑)
しかし今回、先史時代の展示は1つだけ(福井洞窟)↓↓
バックの洞窟断面写真、比較のために左下に同縮尺の人間がいるんですが、その説明が「枡田さん 170cm」
誰なの枡田さんって・・・
岩手の人体文土器(縄文)。怖あ↑↑
ん……?
中央を飾る埴輪は栃木の甲塚古墳、岡山は鉄生産の遺跡が展示されてる。。。。
もしかしたら巡回場所って、大きな展示がある出土地に限定している?(今までそうだったっけ?) とすると、なかなか四国で開催しないのって・・・・・・
弥生時代は今回Wにとって目ぼしい展示は無かったのですが、「速報」として淡路島の大量出土の銅鐸についてのパネルがちょこんと置いてありました。
甲塚古墳出土の機織形埴輪は「こんなのまでハニワにしちゃうんだ~」というシロモノで、他のハニワも凄かったのですが、松本市民は復元図の織姫の衣装が何故か草間チックだった↓↓ のが一番印象に残ってしまいました・・・
他のハニワに至ってはもう、日本人じゃない感じ↑↑
多分、ドイツあたりでバイオリン弾きながら旅してた二人・・・
●特集1は「復興ための文化力」
「東日本の発掘にテコ入れしたよ」という報告。
その方針、「発掘調査を効率化する」は「=調査する場所をできるだけ限定する」になっていて、それはちょっとどうかのかな~と思うけれど、「発掘調査員を派遣する」「費用を国が全額負担する」はいいですね。西平内(岩手)の配石遺構は楽しみ!
↓↓蕨手刀が出土した平清水(岩手)の琥珀原石
●特集2は
「全国史跡整備市町村協議会発足50周年記念」
壁一面に今まで整備した遺跡や史跡が展示されていて、あの遺跡もこの遺跡も行きたいと思っていた遺跡も行きたいと思う遺跡も載っていて、「これ全部載ってるチラシが欲しい!」と探すもチラシにもカタログにも載っておらず・・・案の定、帰宅して調べたら全史協のサイトもなかった。こういうところがダメなんだよねえ。
↓↓万が一の時のために・・・と興味ある時代のものだけ全部撮っておいて良かった
出雲の西谷墳墓群も、茨城の大串貝塚も載ってます。あ、京都の作山古墳ってこんなに綺麗に復元されてるんだ! 前回は調べ切れなくて飛ばしちゃったけど、次の旅行で立ち寄ろっと。整備予定の遺跡も載っていて、色々楽しみ
今回の富山観覧でもついでに遺跡やら博物館やらたくさん観られたし、珍しく神社と山の無い(←ウソ。2社行った)、でも有意義な旅でした。さあ、来年の速報展はどこに行こうかな